三毛田の映像作品レビュー

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ジュゼッペ・トルナトーレ監督作品「ニュー・シネマ・パラダイス」

 

あらすじ

サルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(ジャック・ペラン)は母からの連絡で、故郷の映画館「ニュー・シネマ・パラダイス」で映写技師だったアルフレード(フィリップ・ノワレ)が亡くなったことを知る。サルヴァトーレは、映画に夢中だった日々やアルフレードとの友情を思い返し、彼の葬儀に参列するため30年も帰郷していなかったシチリアへと向かう。

 

5本目は、超超超有名で映画がお好きな方がきっとは見ている作品「ニュー・シネマ・パラダイス」をご紹介します。

この映画は、映画監督として成功したサルヴァトーレが幼少期~青年期を回顧し、アルフレードとの友情と別れを感動的に描いています。

 

幼少期のサルヴァトーレは司祭の手伝いをしているのですが、居眠りしたり悪知恵を駆使してアルフレードの自転車に乗せてもらったり、小さな男の子らしい可愛さをもっており、そして映画への愛が人一倍深く、アルフレードもそんな彼が可愛くて仕方ありません。

サルヴァトーレは映写技師に憧れ、何度も映写室を訪れますが、アルフレードは決して映写技師なんて目指すものじゃないと諭します。

しかし上映中の事故でアルフレードは失明し、サルヴァトーレはアルフレードの後を継いで映写技師となります。それでもアルフレードはこの狭いシチリア島に留まることを良しとはせず、この島から出て帰ってきてはいけないと強く迫ります。

 

そんな彼の死をきっかけに自分自身の半生を振り返り、そして30年ぶりに帰る故郷を見て彼は何を思うのでしょうか。

言葉では多く語りませんが、ジャック・ペランの表情は胸打つものがあります。

 

また、劇中に流れるエンニオ・モリコーネの音楽がこの映画を盛り上げており、何度か鑑賞している私はこの音楽を聴くだけで涙が溢れてきます。まさにパブロフの犬…。

 

ニュー・シネマ・パラダイスはリバイバル公開を何度もしておりまして、私がスクリーンで見たのは劇場版(短い方)をリマスターしたものでした。興行が始まったばかりの12月24日、クリスマスイブにぼっち鑑賞です。劇場は満員御礼で周りを見渡すとカップル多数…。なんとも切ない状況です。

しかし上映が始まりエンドロールが流れる頃には、そんなことはどうでもいいくらい涙がとめどなく溢れ、恥ずかしながら声が出そうなくらい号泣していました。

ふと気づくと、右隣のおばさまも、左隣のおじさまも同じように号泣していて、満員の客席からも鼻をすする音が聞こえてきます。大勢の人が同じものをみて同じように涙する、この映画に出てくるワンシーンがこの劇場にも起きていて不思議な一体感を感じました。

…って私だけかしら、そう思ったのは。

 

完全版に関しては、若干尺が長く中だるみを感じるところもありますが、ノスタルジックに浸れる素晴らしい映画ですので、一度ご鑑賞してみてはどうでしょうか。

 

こんなひとにおすすめ

 ・ノスタルジックな映画が観たい人

 ・涙なしには見れない映画を観たい人

 

ニュー・シネマ・パラダイス (字幕版)