東日本大震災 ふるさと復興支援チャリティ展 | ヌイグルミン。

ヌイグルミン。

造形作家ミヤタケイコの日々のいろいろと雑記ナド。


●東日本大震災 ふるさと復興支援チャリティ展●
 「なにかしたいけど…」

4月17日(日)~29日(金・祝)月火休12:00-19:00
会場 Artlabo 深川いっぷく
TEL 03-3641-3477
江東区白河3-2-15
E-mail fukagawaippuku@gmail.com

出品作家
白濱雅也 中村正 山本藍子 蜂谷和郎 遠藤晃子 伊東なおあき 佐々木薫
ミヤタケイコ 川上和歌子 猫野ぺすか 菊川陽子 ささきもと子 丸山友紀
佐藤恵美 古知屋恵子 猫乃森沙伽那


この展覧会は商店街イベント、花みずき街角誰でもアーティストの一環としても開催されます。
会場の近くでは白濱雅也による壁画制作remember3.11がおこなわれます。構想中に震災にあい、内容に震災を盛り込んだものとなりました。ぜひ併せてご覧下さい。


謹啓
 震災から1ヵ月、長かったような短かったような形容のしがたい時間が流れました。
 この震災で被害が大きかった場所の一つ、岩手県釜石市は私の生まれ故郷です。大火に見舞われた大槌町は記憶はおぼろげですが幼少時に過ごした街です。幸い私の家族は大分前に東京に移り住んでおり、釜石の親戚も叔母一家は無事が確認できましたが、いとこがおなかの子供含め母子四代5人津波に呑まれ行方不明で絶望的となっています。幼い頃よく一緒に遊んだ仲です。そして、私の同級生やお世話になった方々とその家族が堪え難い不幸に見舞われていることでしょう。

 テレビで流れていた津波が押し寄せ、釜石の街がつぶされていく映像、それは飽きるほど見慣れた街の姿でもありました。冷静ではありましたが言いようのない種の悲しみに襲われ、それは今も続いています。原風景が壊れていく喪失だけではなく、私たちが漫然と抱いていた未来への淡い希望やこの国への無意識な愛情が、圧倒的な現実に押しつぶされていくことを目の当たりにしたことによるものでしょう。

 この現実の前になす術もないという心情ではありますが、それでもなにかしなければ、なにかしたいという気持ちを誰もが抱いていることでしょう。アートの力などこの緊急時には微力でしかありませんが、個人的な援助はもちろん、作品の力を借りて膨らませることができればと願い、月並みですがチャリティ展を企画いたしました。作家、ギャラリー、お客さまの力をあわせて少しでも大きな援助にできればと思います。

 2011.3.11は日本史に深く刻まれる出来事です。この日以降、私たちはいかに生きていくのかを問われ、次の時代に向けての道筋を探ることを、被災された方や無念の中で亡くなられた方から託されているのです。
 
                                         白濱雅也
2011.4.11
敬具



今回の震災はいままでにないショッキングな出来事すぎて
なかなか仕事が手につかずにいました。

1点作品を出品致します。
ヌイグルミン。
「シロフサフサクマ 2006」
手足可動のこつぶながら存在感のあるドーブツです。


売り上げは微量ではありますが全額寄付致します。
よろしく御願いします。