巣鴨にわたしのすがたを見に行ったらあなたのすがたが見えた。

晴天だとばっかり思っていたら、おもいっきり雨。
寒くてつめたい雨攻撃に道案内の紙をフニャフニャさせながら物件を廻った。
昼なのに薄暗い。
持ち主の無い家とそこに有る物たちはなんでこんなに寂しいのだろう。
数年前に他界した友人の住居の引き払いを手伝った時の事を思い出した。
どんなに大切にしていたものも持ち主がいなくなると途端に輝きがなくなる
あの寂しい感じ。
なんで視界、匂い、微妙な音って封印していた記憶を呼び覚ますのか。
いろいろ、
いろいろと。
もし私が20才くらいだったらこのインスタレーションの感想はかなり違うだろう。
もっとビジュアルの表面を感じるかもしれない、もっと探検的な。

最後?のこの窓からの風景と言葉に少し救われたような気がした。
今度は夜行ってみるつもり。
見え方が随分違うんじゃないかな。
(おまけ)
帰りがけの地蔵通りで生命力みなぎる店発見。

売り物すべてがオール赤!
店自体が作品みたい。

赤のパワー恐るべし!