『アイ・メッセージを使う』

思春期を上手に生かす秘訣
No.200
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◆今日のメニュー2016.7.16
・はじめに
・思春期の子に接する秘訣
・今日の名言・ことわざ
・あとがき
※発行者情報
※初めての方へ
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◆はじめに

「知らない人に声をかけられたら逃げなさい」

昨今はこんなことを子どもに教えないとダメな状況があります。

残念なことです。

これでは、仮に子どもが困っている人を見つけても近づくのをためらうでしょうね。


幼い子どもではありませんが、福岡県の高校生が困っているお年寄りを機転を利かせて助けてくれたようです。

とてもいいお話です。
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◆思春期の子に接する秘訣No.200

『アイ・メッセージを使う』

子どもがテストを持ち帰ってきて珍しく見せてくれました。

今回もあまり勉強はせず、結果は今までより悪い点数です。

そこで母親が言います。
「こんな点数しか取れなかったの?日頃勉強しないせいだよね。今度からきちんと勉強しなさい!」
よくありがちな会話ですね。

これはユア・メッセージです。
つまり、
あなたはこんな点数しか取れなかったの?
あなたが日頃勉強しないせいだよね。
あなたは今度からきちんと勉強しなさい!

これをアイ・メッセージに変えたらどうなるでしょう。

悪い点数のテストを見せるのは勇気がいると思うので私はうれしい。
これから勉強しようという気持ちだと私は思う。
勉強をしていく時に何か困ったことや私ができることがあったらいってちょうだい。

こんな風に言われたらつい頑張りたくなると思いませんか(^^)/

今日のコツ
『アイ・メッセージを使う』

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◆今日の名言・ことわざ

「最もよい教師は子どもと共に笑い、最もよくない教師は子どもを笑う。」

アレクサンダー・サザーランド・ニイル

その通り!

やや皮肉を込めたような名言ですが、本当にその通りだと思います。

子どもと共に笑う光景が家の中であふれたらきっとすばらしいでしょうね(^^)/

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◆あとがき

まえがきの続きです。

行き先を間違えてバスに乗ったお年寄りに運転手は降車を促します。

やむを得ないかもしれませんが、運転手はやや配慮に欠けますね。

その後困ることは十分予想できたでしょうに。

高校生はそのやりとりを見て「一人では降ろせない」と察したようです。

ここがすごい(^^)/

そしてお年寄りと一緒にバスを降り、自分の母親に電話して迎えに来てもらい、一緒にその人を自宅まで送ったということです。

すばらしい対応に接するとうれしくなりますね(^^)/

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発行責任者:南 大地
運営サイト:『思春期子育て』
http://aikuri.info/

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