先日、お散歩ができないわんこに、お散歩講習会に行ってきました。
みかんちゃん(仮名)、7ヶ月、女の子。
この子は、7カ月になった現在まで1回も散歩していない
飼い主さんいわく、「リードをつけると大暴れ、なんとか外に連れ出しても大暴れで、1歩も散歩できません」とのこと。
みかんちゃんは中型犬だし、引きこもり生活は健康な犬にとって、決していいことではない。
で、ゆきとるなを「お散歩お手本」役として一緒に連れて行きました。
犬も、他の犬の真似をするんですよ
他の犬に対する攻撃性がない場合、お手本犬がいてくれた方がいい場合があります。
さて、いよいよ、引きこもり“みかんちゃん”と対面。
みかんちゃんはビビりちゃんなので、はじめは目を見ない声をかけない。
で、しばらくして、そろ~っと寄ってきたところで臭いをかがせてごあいさつ。
みかんちゃんは、すぐには打ち解けてくれませんでしたが、打ち解けるのを待っていると日が暮れるので、さっそくお散歩訓練開始
ちょっと観察したところ、みかんちゃんはまるっきりしつけを受けていない様子。
「マテ」ができない。→だからリードを装着できない。
「おすわり」できない。
「ふせ」できない。
え~、つまり何もできない(笑)
極めつけ、アイコンタクトが全くできない。
アイコンタクトはしつけの基本ですよ~。
アイコンタクトができる=飼い主の様子を気にする=自分勝手にならない=しつけがちゃんとできる
でも、今、アイコンタクトからやるわけにもいかない。
とりあえず、散歩恐怖症を直さなくっちゃ。
リードを嫌がって逃げ回るとのことでしたので、無言で逃げ道をふさぎ、みかんちゃんが逃げるのをあきらめるのを待って、リードを装着。
飼い主さんは
「あばれちゃう~」
と心配していました、特に暴れもせずすんなりクリア
「威厳」勝ちです。
犬と接するときは「威厳」と「自信」が大事です
そのまま外へ出る。
みかんちゃん、「いやいや」と突っ張るが無視
そして、ぐるぐる回りだし、びょんびょん飛び跳ねて、「散歩なんか行かない!!」とアピールするも、それも無視(笑)
いけない」と一喝し(怒鳴っちゃだめですよ。威厳をもって叱ればOK)、「お母さんの口」で首にタッチして落ち着かせ、みかんちゃんの前に仁王立ちで、「どんなに暴れたって許さんよ~」オーラを発散。
もともと強情な犬ではないのでこれで降参
「お母さんの口」とは、手で、母犬の口を作り、それで体を(首がいいです。お母さんは首をかむものだから)、ガブリとやり、犬に「この行為はいけないのだ」もしくは「冷静になりなさい」と教えるものです。
こんなの↓
手を口の形に見立ててます。
これ、全然痛くありません。
痛くする必要も全くありません。
犬にちょっと衝撃が伝わればいいんです。(軽すぎは意味なし。強すぎず軽すぎず、犬を「はっ」とさせる程度がちょうどよい)
自分の体で練習するとコツがつかめます。
みかんちゃんはというと、暴れるのはやめましたが、しっぽはお尻の下にキュッ、顔は
「なんなの?なんなの?これからどうなるの?」
ってな感じで、今にも泣きだしそう(笑)
が、ここで「かわいそう」とか言って引いてはいけません。
最終目的は、「散歩恐怖症を克服し、楽しい犬ライフを送ってもらう」なんですから
みかんちゃんの「懇願の瞳」を無視し、いざ初めてのお散歩へ!
続きます。
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