ツタヤでDVDを借りて、こつこつ視ている。
全92話中、ようやく48話まできた。長げーな。やっと半分ぐらい。
かねてから太子タムドクと対立していた国相(総理大臣)のケヨンスが謀反を起こした。
タムドクは謀反を鎮圧し、先王の譲位をうけ、即位した。(広開土太王誕生)
ケヨンスはさらし首になっちゃった。
「大犯罪人 介延珠」と書いてあった。えっ、そんなつづりだったのか。
劇中、タムドクは、何度も次のような台詞をはく。
・民(たみ)のために政治をする。
・国法に則り厳正に対処する。
・他国から侵略されない強い高句麗をつくる。
・どの国からも軽んじられない高句麗にする。
耳にたこができるほど聞き飽きたから、さっさと話をすすめてくれ。
スローガンというのは、だいたい本当の逆である。
安全が第二になりがちだから、安全第一なのである。
朝鮮史も本当は逆である。
・民は虐げられていたんだろうね。
・法を無視した恣意的な政治が行われた。(戦後の大統領の強権ぶり、腐敗ぶりみても今もおなじ)
・中華帝国や日本の属国になってきた
先日、今城塚古墳(継体天皇陵)に行っておもったのだが、聖徳太子の17条憲法の第一条
「和をもって尊しとなす」
も逆で、あのころ、権力闘争で殺し合いばかりしてたんだろうね。
中国の史書に、倭国の王、武として登場する雄略天皇は、ライバルの王族を殺しまくったので、仁徳天皇の系列は跡継ぎがいなくなってしまう。
仁徳天皇の父、応神天皇から数えて5世孫がつれてこられて継体天皇として即位したようである
聖徳太子は、継体天皇のひ孫の代にあたる。政争の殺し合いにこりごりしてたのだろう
ちなみに、このころ、倭国は朝鮮半島に何度も攻め込み、新羅や高句麗と戦っている。
執拗に新羅を攻めているが、何があったんだろうね。
一方、百済とは同盟国
雄略天皇は宋に朝貢して、「使持節、都監倭・新羅・任那・加羅・秦韓・慕韓六国諸軍事、安東大将軍・倭国王」の位をもらっている。
倭国が朝鮮半島で軍事行政権を持っていたことがわかる。
広開土太王ががんばったけど、結局、高句麗は668年に滅亡するのだが。諸行無常。
ちなみに、韓国海軍に駆逐艦「広開土大王級」
というのがある。韓国人の誇りなんだろうね。ちなみに、兵器的には、艦体に対して上部構造物が多すぎてトップヘビーになりバランスが悪く、設計思想としては失敗だったらしいけど。