抗ガン剤も抜けて、今日は気分がいいので、ブログでも始めようと思います。
治療の状況や日々の出来事気分などつづりたいと思います。
これまでの推移を書いておきます。
■2013年8月
みぞおち、背中の痛みあり。
黒便が出る。上部消化器のどこかから出血していると考えられる。
(血便は、胃・十二指腸から出血は黒く、大腸からの出血は赤くなる)
6年前、十二指腸潰瘍からの出血で黒便が出たことがあり、その再発かと疑う。
病院の消化器内科で上部内視鏡検査をしてもらう。
胃・十二指腸とも問題ないと診断。
しばらく様子見ということになった。
ちなみに、B型肝炎の核酸アナログ剤による治療のため、3ヶ月ごとに消化器内科に通っているので、次回またみてみましょうかという流れになってしまった。
十二指腸潰瘍か何かと思いこんで、3ヶ月放置してしまったのは今から思えば悔やまれる。
■2013年11月
消化器内科診察。血液検査で貧血がみられた。
8月とは逆に、自覚症状はなく、黒便も収まっていたのだが。
どこかから出血していることは確かなので、上部内視鏡検査を行うことにして帰宅。
夜に医師より緊急電話。膵臓の腫瘍マーカーCA19-9が3600あり、上部内視鏡検査を早めたほうがよいとの指摘があり従う。
1週間後、上部内視鏡検査と超音波検査を行うが、異変は検出できず。
■2013年12月
CTスキャン。
夜、嘔吐してしまう。(十二指腸閉塞が始まった)
2日後、家族も来いと言われて、結果を聞きにいく。
膵臓に4cmの影があり、膵癌の可能性が高いとの説明をうける。
あまりのショックに、「晴天の霹靂」という陳腐な言葉しかうかばない。
5日後、PET-CTも実施。また、夜、嘔吐してしまう。
その2日後入院。
昼飯を食うが、いきなり嘔吐。
1リットルにも達するかとおもわれる胃液を吐く。
食事は中止となる。
鼻からチューブを入れて、胃のなかの消化液を体外に排出する。
胃液と思われる黄色い液体や、胆汁と思われる緑色の液体が袋にたまる。
十二指腸が完全に閉塞して、消化液も流れないようである。
点滴で水分糖分補給。
上部内視鏡検査。
大腸用の太くて長い内視鏡で行う。
結果の写真をみせてもらう。十二指腸の奥の方が、膵癌が浸潤しているのか、白っぽく、硬くなっていた。ガビガビで細くなりこれ以上内視鏡は通らなかったそうだ。
通常の上部内視鏡検査で使われる細い内視鏡は
十二指腸の途中までしか見られないという驚愕の事実を教えられる。
私の患部は、十二指腸の奥の方で、通常の内視鏡では発見できなかったのだ! なんということだ!
体の異変には気付いていたが、発見が遅れたのが悔しい。
膵癌はそれほど発見がむずかしいのだ!
超音波内視鏡下穿刺(せんし)術。
胃の内から膵臓まで針を差し、組織を採取する。
病理検査により、癌であることが確定した。(positive class V =癌であることが確実)
腫瘍部は上腸間膜静脈と癒着しており、切除不能膵癌と診断された。ステージIVa。