2011年アジアンリゾート撮影記 その12
再びプーケットへ(その5)
2011/MAR/01 Holiday Inn PhiPhi(Koh PhiPhi)
早朝メイさん一行を見送ったあと、今日から私のアテンドをするG.M.秘書のスーさんにスケジュールの確認をしてもらうと、スペシャルリクエストでスタッフの顔写真というのがある。それはなんじゃらほい、”そんなの自分の馬鹿チョンカメラで撮ればいいじゃん”と思ったが、スーさんは「G.M.が日本からフェマス フォットガファーがきたので是非撮ってくれ」とのこと、仕事ならしょうがないと承知する。そしてレセプション撮影の後にスタッフの顔写真を撮る羽目になった。



私は過去アジアのリゾートを500軒ほど体験(ホントです)しているが、ホリデイインは初めての滞在。はっきり言ってブティック系の好きな私は、メジャーの画一的なリゾートは全く興味が湧かなかったのである。ところがピピのホリデイインに来て驚いたのはスタッフの質の高さだ。特にF&B(主にレストラン)の対応(食事も飽きない)がとても良い。そしてガーデナーまでが愛想良く挨拶する。また施設的にそれほど新しくないが(レセプションなどの建築は2002年タイ建築家協会賞を受賞)、古さを感じさせないメンテの良さ(コテージの清潔さ)、なによりもスタッフが生き生きと働いている事がとても嬉しく思えた。


午前中最後の仕事はビーチフロントコテージのインテリア撮影。タイリゾートおはこのタオルで作った白鳥の番がベッドのド真ん中に鎮座しているが、タイ人と日本人は感覚が違うと理解する。それよりもベッドのコーナーにセットされた花飾りの美しさに目を奪われる。ハネムーナー用のセッティングだというが、庭の花はさほど多くないので 毎朝プーケットから送らせるそうだ。部屋の担当マネージャーはさっきロビーの横で写真を撮ったスリヤさん。いかにも花を愛でそうな優しそうな風貌だった。


その後酷暑の中(3月からタイは暑気に入り5月くらいまで一番暑い季節)いくつかの撮影をこなし、午後3時の一番暑い時間帯にタイ料理教室を撮る。レストランのテラスにあるサラー(東屋)に行ってみると、すでに山盛りの素材とシェフが待っていた。そこへドミニク(G.M.)が現れてモデル役のオージーのカップルを紹介される。そこではシェフの指導のもとトムヤムクンを作って試食する段取り。いざ撮影となると私の下手な米語ではシェフもカップルもえらく表情が硬い。人の心のほぐし上手なSさんが帰ったのはとても痛く、改めてタイに於ける女装の麗人?(男)キャラの偉大さを思い知らされた次第です。


陽が落ちてち涼しさが感じられる頃、レストランではディナー ブッフェの支度で忙しい。一日付き添ってくれたスーさんがオフィスに帰るとワイ(手を合わせ相手を拝む仕草)をするので、私もワイを返す。タイに来てとても和むのはこのワイだ。特に自分より目上の人には必ずワイをする習慣があり、日本人ならだれでも気持ちよく感じる事だろう。ところで仕事はまだ終わっていない。マジックアワーを待ってレストランのインテリア、エクステリアなどを撮影の予定。


読者の皆様へ!
この後、話はまだまだ続きますが筆者が7/11~7/22まで沖縄ロケのため、この続きは7/23頃UPとなります。申し訳ございませんがご承知のほどお願い申し上げます。
リゾート写真家 増島 実
2011/MAR/01 Holiday Inn PhiPhi(Koh PhiPhi)
早朝メイさん一行を見送ったあと、今日から私のアテンドをするG.M.秘書のスーさんにスケジュールの確認をしてもらうと、スペシャルリクエストでスタッフの顔写真というのがある。それはなんじゃらほい、”そんなの自分の馬鹿チョンカメラで撮ればいいじゃん”と思ったが、スーさんは「G.M.が日本からフェマス フォットガファーがきたので是非撮ってくれ」とのこと、仕事ならしょうがないと承知する。そしてレセプション撮影の後にスタッフの顔写真を撮る羽目になった。



私は過去アジアのリゾートを500軒ほど体験(ホントです)しているが、ホリデイインは初めての滞在。はっきり言ってブティック系の好きな私は、メジャーの画一的なリゾートは全く興味が湧かなかったのである。ところがピピのホリデイインに来て驚いたのはスタッフの質の高さだ。特にF&B(主にレストラン)の対応(食事も飽きない)がとても良い。そしてガーデナーまでが愛想良く挨拶する。また施設的にそれほど新しくないが(レセプションなどの建築は2002年タイ建築家協会賞を受賞)、古さを感じさせないメンテの良さ(コテージの清潔さ)、なによりもスタッフが生き生きと働いている事がとても嬉しく思えた。


午前中最後の仕事はビーチフロントコテージのインテリア撮影。タイリゾートおはこのタオルで作った白鳥の番がベッドのド真ん中に鎮座しているが、タイ人と日本人は感覚が違うと理解する。それよりもベッドのコーナーにセットされた花飾りの美しさに目を奪われる。ハネムーナー用のセッティングだというが、庭の花はさほど多くないので 毎朝プーケットから送らせるそうだ。部屋の担当マネージャーはさっきロビーの横で写真を撮ったスリヤさん。いかにも花を愛でそうな優しそうな風貌だった。


その後酷暑の中(3月からタイは暑気に入り5月くらいまで一番暑い季節)いくつかの撮影をこなし、午後3時の一番暑い時間帯にタイ料理教室を撮る。レストランのテラスにあるサラー(東屋)に行ってみると、すでに山盛りの素材とシェフが待っていた。そこへドミニク(G.M.)が現れてモデル役のオージーのカップルを紹介される。そこではシェフの指導のもとトムヤムクンを作って試食する段取り。いざ撮影となると私の下手な米語ではシェフもカップルもえらく表情が硬い。人の心のほぐし上手なSさんが帰ったのはとても痛く、改めてタイに於ける女装の麗人?(男)キャラの偉大さを思い知らされた次第です。


陽が落ちてち涼しさが感じられる頃、レストランではディナー ブッフェの支度で忙しい。一日付き添ってくれたスーさんがオフィスに帰るとワイ(手を合わせ相手を拝む仕草)をするので、私もワイを返す。タイに来てとても和むのはこのワイだ。特に自分より目上の人には必ずワイをする習慣があり、日本人ならだれでも気持ちよく感じる事だろう。ところで仕事はまだ終わっていない。マジックアワーを待ってレストランのインテリア、エクステリアなどを撮影の予定。


読者の皆様へ!
この後、話はまだまだ続きますが筆者が7/11~7/22まで沖縄ロケのため、この続きは7/23頃UPとなります。申し訳ございませんがご承知のほどお願い申し上げます。
リゾート写真家 増島 実