2011年アジアンリゾート撮影記 その11 | Minoru "Mike" Masujima resort photo blog

2011年アジアンリゾート撮影記 その11

再びプーケットへ(その4)

2011/FEB/28 Holiday Inn PhiPhi(Koh PhiPhi)
 今朝はゲストが起きてくる前に無人のビーチでモデル撮影。ところが空には薄雲が広がり、目の前のラグーンはメイさんが望むモルディブの海の色とはほど遠い。すでにモデルの2人もアップして指示を待っている。仕方なく背景にラグーンを入れるシーンは諦め、ハンモックやビーチ際でモデルを使い小細工を試みるが、光が無いため写真の上がりはどうもイマイチ。とりあえず気持ちを切り替え朝食へ行く。

$Minoru "Mike" Masujima resort photo blog

$Minoru "Mike" Masujima resort photo blog


 タイの朝食はクィティオ(そば)か、パッカ パオ(焼き飯)にサラダが日課なのだが、注がれたコーヒーを飲んでいるとモデルのNさんが「ブッフェはパンがおいしわ」と言った、「それじゃ~私も」と立ち上がろうとしたら、「アタイが取ってくる」と肩を押さえたのはヘア メイクのSさん。この手の人は洋の東西を問わずいたって親切だ。運ばれたレイズン入りのホームメイド バターロールは瞬く間に私の胃袋に収まった。それを見たSさんは(Your healthy body with son's grows big )と、しなを造りながら言い放った。男なら誰でも分かる英語に私も吹き出す。

$Minoru "Mike" Masujima resort photo blog

$Minoru "Mike" Masujima resort photo blog

 その後空は晴れ間が見えはじめ、気温もぐんぐん上がった。暑さに慣れているはずのヘアーメイクの2人も日陰で汗を拭っている。私はロケ中はTシャツ、短パンにスニーカーという出で立ち。ときどき何故暑いところでスニーカーを履くのか問われるので、「撮影のためブッシュへ入ったり、脚立に乗ったりする時サンダルだとフットワークが悪い」と返している。去年バリ島へご一緒した高名なプロデューサーは成田から白いビーサン、帰国日まで何処へ行くにも同じ物を履いていたが、いくらビーチリゾートでも夜はディナー用のサンダル?を履くのがマナーだと思う。

$Minoru "Mike" Masujima resort photo blog

$Minoru "Mike" Masujima resort photo blog

 幾つかのシーンをこなし、午後は新設されたコーラルウィングのヴィラで、朝食のイメージ カットの撮影となった。私はテラスのテーブルより、ベッドを生かした2人の朝食シーンが面白いと思ったが、メイさんは「ホテルポリシーがSEXYをうたってないので、テラスのテーブルで」と硬い事を言う。そこで女装のSさんが「男性はベッドで食事、女性は窓辺で」という折衷案を出し、あっという間にモデルのポーズまで作り上げた(写真参照)メイさんも私もその機転と早業に舌を巻いた。

$Minoru "Mike" Masujima resort photo blog

$Minoru "Mike" Masujima resort photo blog

 今日の撮影も終わりに近づき、私とG.M.以外の5人は明日の朝バンコクへ戻る。そして夕暮れのビーチでは撮影用のロマンティックディナーを準備中、Sさんの助手がカメラのフレームに写り込む枯れ葉や小枝を拾い集め、私はディナーテーブルやランタンの位置を直す。メイさんが「ヘキサゴン(6角形)にセットしたランタンの位置を何故崩すの」と言ったので、私は「人の目は二眼、カメラは一眼」と自分でも訳がわからん(本当はパースペクティブ/遠近法)説明をし、メイさんに撮影したモニターを見てもらう。フィルムと違いデジタルは問題が起きた時モニターチェックですぐ解決できりる。私の場合その便利さからモニターに頼りっきりで、写真も英語もフィルム時代の方が上手かった気がします。

$Minoru "Mike" Masujima resort photo blog

$Minoru "Mike" Masujima resort photo blog


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回の私の仕事は次のアドレスで御覧いただけます(http://www.phiphi.holidayinn.com/)
特にphoto galleryを御覧下さい。
ただしFace Bookと水中写真は私の撮影ではありませんのでご承知ください。

増島 実
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー