ソファーにゴロンと横になって、ネトフリを見ています。
海外ドラマは英語音声・日本語字幕で見ています。
本来は、2回目は英語字幕で見る、3回目は字幕なしで見る・・など効果的な視聴をしたほうがいいのでしょうが、今は「ドラマを楽しむ」ことを優先にしているので、どんどん次のエピソードに進んでいます。
リスニングが得意でないのでキャッチできる言葉も少ないし、少し長いフレーズになると途端にわからなくなりますが、繰り返しでてくる短い言葉だと自然に身についてきたように思います。
今回は
clear
という単語。
clearは
形容詞なら「澄んだ、きれいな」
動詞なら「(審査・審議を無事に)通過する、パスする」
という意味の簡単な単語で、英語初級者でも知っていると思います。
ドラマの中では、別の意味の使われ方をしていたので興味を持ちました。
3つ、ご紹介します。
離れて!
患者が急変し心肺停止。すると、心臓に電気ショックを与える除細動器の登場です。
ドクターが両手にパドルを持って患者の胸に当て、バンッ!とするアレですね。
その際にドクターは周りのスタッフに対して「離れて!」と注意を促します。
この「離れて!」が「Clear!」です。
All clear! とか、Everyon clear! とも言うようです。
いない!
こちらは犯罪捜査ドラマ「メンタリスト」でよく出てくるセリフ。
CBI(カリフォルニア州のFBIみたいなもの)捜査官が容疑者の自宅を訪れます。
たいてい数人の捜査官が防弾チョッキを来てピストルを手に、ドアを蹴り破って突入します。
で、犯人(容疑者)がいないときに「Clear.」と言ってピストルを下ろします。
お家が広い場合は、「Kitchen clear!」とか「Second story clear!」など場所と組み合わせて使っています。
単に「人がいない」だけではなく「異常なし」とか「ここは安全」みたいな意味も含まれていると思うのですが、そのためか日本語字幕は「クリア!」とそのまんま表記でした。
分かった?
上記2つのclearは実際に使う機会はなさそうですが、日常会話で使っているclearもありました。
同じく「メンタリスト」からの一場面です。
主人公のジェーンが犯人(ジェーンを逆恨みしている若い女性)に拉致されて、救出に向かうCBI捜査官たち。
途中でジェーンの携帯から電話がかかってきてリズボン捜査官が出てみるとそれは犯人からでした。
ジェーンはまだ生きているようですが、リズボンにも恨みがあるので二人まとめて殺そうとしているようです。
Sherry(犯人):Everything will be all right if you do exactly as I say.
If not, Jane will be dead in 15 minutes. Clear?
Lisbon(捜査官):Clear.
日本語字幕
(犯人)私の言うとおりにするのね。逆らったら、ジェーンは15分後に死ぬ。
(捜査官)分かった。
字幕は文字制限があるから、短かい文でも分かるように工夫されています。
そのせいか犯人側の「分かった?」は省略されていました。
こちらのclearは実際によく使っています。
英会話のレッスン中に質問をして先生が答えてくれた時、先生はClear?(分かった?)と聞いてくれます。
私はすぐにI’m clear. と言ってしまうのですがコレは間違いで、It’s clear now. と答えるべきだとピグモン先生から何度も訂正された思い出があります。
フルセンテンスでは
Are we clear?
Is that clear?
などと使うそうで、どちらも自分の言ったことを相手が理解したかどうか確認する時に使います。