「カジュアル系」英語のトリセツを読みました。
実はですね、この本、2冊買っちゃったんです。
1冊目は2,3年前に。
数ページ読んでそのまま放置し、記憶からも消えてました。
昨年あたりから、映画の中のセリフなどテキストには出てこないような言い回しなんかに興味がでて、何かおもしろい本はないかな?と物色し、この本を見つけ(家にあるのに!)そして購入(家にあるのに!!)。
読み始めてもしばらく気づかなかったくらい
とりあえず、先月読み終えましたので一部ご紹介します。
SNS、チャット、レビュー、オフィスでのコミュニケーション、などシーン別でのリアルな会話が載っており、隣のページにはその解説が書いてあります。
たとえばこのページ。
鍛え上げられた腹筋を自撮りして、SNSに投稿。それに対するコメントが載っています。
You’ve been hitting the gym?
ジムに通っているの?
という文が紹介されています。
解説では
hit the gym は「ジムへ行く」という意味があって、
Let’s go to the gym. より、
Let’s hit the gym. のほうが、英語として格好良い印象を与えます。
とありました。
ちょうど、この部分を読んだとき、「職場に時々現れるアメリカ人」がひさしぶりに現れました。
仕事をすませ(日本語です)、少し時間的な余裕があったので、この本を見せながら聞いてみました。
私:hit the gymで「ジムに行く」なんでしょ?
では、hit the schoolで「学校へ行く」って言いますか?
ア:言ワナーイ。
Hit the sack. なら言うよ。子供の頃によく言われたよ。早く寝ろってこと。
(なぜこんな質問をしたかというと、遊びに行く場所にしか hit は使わないような気がしたからです。)
私:じゃあ、hit the bar は言う?
ア:hit the bar… hit the bar…. う〜ん。
自分は使わないけど、言うかもしれない。
こういう言い方はミリタリーの人がよく使うんだよねー。
あ、hit the road は言うね。出かけるという意味。
私:Let’s hit the gym! って私が言ったらおかしいですか?
ア:・・・(苦笑)
(その表情で、きっと私が使ったら不自然な言い方なのだろうと思いました。)
そしてアメリカ人、帰り際に思い出したみたいで
ア:hit the books も使うよ!
と教えに戻ってきてくれました。
私:お〜!サンキュー!本屋さんに行くってこと?
ア:勉強しろってこと。
はいスミマセン。勉強します
.
.
.
.
「日本の英語教科書は古めかしい言い方が多く、実際は使われていないようなフレーズが載っている」というようなウワサも聞きますし、
私はせっかく自由に勉強して良い立場なのだから、くだけた英語も知りたいと思っていました。
だからこの本に興味を持ったのだけど。
でも、なんかこう・・・、ちょっと怖いですね。
どの程度のくだけ具合なのかわからないんです。
(本には一応、不用意に使ってはいけないものに要注意マークがついていますが)
たとえば「ありがとう」。
日本語でも感謝フレーズはたくさんありけれど、口語に限っていえば
「どうもありがとうございます」が一番丁寧だと思う。
ただ家族間や友達同士でコレだとフォーマルで不自然。「(どうも)ありがとう」が無難かな。
仲がよければ「サンキュー」
気心の知れた若者同士なら「あざーす」かも。
hit the gym がどのあたりに該当するのかわからないけど、
私のようなセレブ婦人が「あざーす」と言ったら絶対おかしい
(スミマセン、ウソが含まれています)
しかも、go to の代わりに hit を使うのは軍人さんが多いと聞くと、なおさら自分とは無縁な気がします。
(私がもしも、これから留学予定の若者だったら話は別ですが)
結局、くだけた表現の勉強は早々に切り上げました。
今後は映画の中で出てきて、気になるものだけ拾っていこうと思います。