公立中高一貫校の受かり方 通信教育④ベネッセの内容 理科 | ミケコロ 公立中高一貫校 高2兄と中2弟 適性検査対策 都立中高一貫校

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同じ都立中高一貫校の高2と中2の兄弟の母。主に幼児教育から都立中高一貫高入試、大学受験に向けた記事を載せています。ビートルズ英語等のマニアック記事も有り。中堅国立大文系卒。こどもは凡人家系ですが、早期教育(主に算数)で引っ張りあげてきました。

ベネッセの理科の内容です。

(勝手に載せているので、ベネッセからクレームが来たら削除します。)

 

 

5年生11月号より。

 

 

高知県立中学校の過去問より出題。

 

インゲンマメの種子を使って次のような発芽の実験を行いました。

その結果、実験②と実験③のインゲンマメは発芽し、実験①と実験④と実験⑤のインゲンマメは発芽しませんでした。

ただし、実験は、発芽に適した温度で行いました。

これらの実験から、インゲンマメの発芽に直接必要でないとわかるのは、光、水、空気のうちどれでしょうか。

また、それはどの実験とどの実験を比べることでわかるか書きなさい。

 

【実験】

実験①・・・種子をかわいた脱脂綿にのせ、光をあてた。

実験②・・・種子を水でしめらせた脱脂綿にのせ、光をあてた。

実験③・・・種子を水でしめらせた脱脂綿にのせ、箱で光をさえぎった。

実験④・・・種子を水の中にしずめ、光をあてた。

実験⑤・・・種子を水の中にしずめ、箱で光をさえぎった。

 

 

 

 

解答欄

【発芽に直接必要でないとわかること】

 

 

【比べる実験】

 

 

ヒントとして、条件と結果を整理した表があります。↓

 

 

実験結果から、発芽に必要なのは、

・水

・空気

・発芽に適した温度

であることが分かります。

 

そして、発芽に直接必要でないのは、

・光

だと分かります。

 

 

【発芽に直接必要でないとわかること】

 

【比べる実験】

実験②と実験③

 

 

私立中対策の学習だと、これが丸暗記になりますが、

公立中高一貫校の適性検査対策だと、問題文や資料から導き出して答える学習になります。

 

私の教育方針としては、

丸暗記よりも、問題文や資料から答えを導き出し、的確に記述する学習に注力したい、と考えました(但し小学生の間に限定します。教科書レベルの暗記なんて授業時間内に終わらせてしまうのが前提です。中学校以降はさすがに暗記の量が多いので、家庭学習でも暗記は必要でしょう)。

 

知識なら、ネットでいくらでも検索できます。

 

しかし、あふれるような情報から正しく情報を取得・整理し、説明することは、人間にしかできません。

 

資料を読み取り分析し、条件と結果を整理し、分かりやすく説明する力を、適性検査では求められています。

 

 

私立型の丸暗記の勉強スタイルではなく、

知識がなくても解ける公立中高一貫校の適性検査型の勉強の方がよい、

と共感していただける場合には、公立中高一貫校を目指すのをお勧めします。

 

 

 

なお、今回の問題は、教科書でも取り扱う「インゲンマメの発芽の条件」ですが、

都立中では、「教科書で見たことあるような実験」は出題されません。

 

見たことも聞いたこともないような実験が出題されます。

 

そのような問題を解くための基礎として、「インゲンマメの発芽の条件」のような簡単な問題から始めるのは、ゴールへのステップとしてよくできていると思います。

 

 

 

 

 

 

 

↑DVD付きの図鑑は良いです。幼児でも楽しめます。

 

 

 

↑このような切り口は楽しいです。

 

 

↑幼い頃、うちの兄弟は電車が好きでした。

近所を走る電車の画像を検索し、車種を書き込んだ手作りプリントを作成して壁に貼ったことがあります。

 

 

 

 

↑ざんねんないきものシリーズも面白いです。

 

 

 

↑ファーブル先生に関する文章も、たまに入試に出題されます。