新井紀子 著 読了。

 

これは興味深い一冊。

私の言いたかったこと、モヤっとしていたものが言語化されて研究の裏付けもされていて、

やはりな、という感想だった。

 

我が子が国語苦手かつ読書家ではないもので、

どうすれば本を読んで国語ができるようになるか、と常日頃考えているのだが、

文学作品を読ませても、活字を読むという習慣や慣れにはなっても、

いまいち読解力が養われているようには思えず。

小さい頃から散々読み聞かせもしてきたが、それもあまり役に立ってるようには思えず。。

 

しかし、シン読解力は、本が好きとかどうとかいうことではない。

複雑な言い回しや多数の情報の中から、意図が汲めるかどうかということ。

その際に、認知的負荷をかけずに、楽に理解することができるか、ということ。

そしてこれは15歳ごろまでに決まってしまうのだとか。

あー、これだ、と思った。

この力を養ってあげたいのだ。

しかし、学校でのトレーニング方法などは載っているが、家庭ではどうすれば良いのかが書かれていない。

そこがこの本の難点。