中国雑話中国的思想

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「墨攻」「陋巷に在り」「泣き虫弱虫諸葛孔明」の鬼才・酒見賢一が
「三国志」「孫子」から中国武術まで興味の赴くままに綴った
中国噺・八題

NHKラジオ「中国語講座」のテキストに連載した文章に加筆訂正をしたものだそうです。
「劉備」「仙人」「関羽」「易的世界」「孫子」「李衛公問対」「中国拳法」「王向斎」
8項目です。

「劉備」「仙人」「関羽」については、筆者の作品の資料収集で当然研究されている内容で、非常に面白くまとめてあります。

易とかは、占いにかぶれていた頃に、色々研究したことがありますが、確かに深淵広大過ぎるし、短いコラム的な文章では無理があるかと思いましたが、流石、酒見賢一。酒見流に面白く解説してあります。

「孫子」は、上司から読むようにいわれたんですが、読んでません。読むことにします。
「李衛公問対」は、「孫子」その他の解説本ですか。不勉強だったのでこの本で初めて知りました。

ページ数にすると、この本の半分は「中国拳法」「王向斎」です。参考文献として巻末に掲載されているのも、中国拳法の物ばかり。
そういえば、巻上公一も中国武術 花架拳をやってたなぁ。
站椿功というのが、中国拳法の基本鍛錬にある気功法だそうで「王向斎」の項で詳しく紹介してあります。読み物として面白く、実践してみたいとも思わせる内容です。

これ読んで、太極拳教室とか行きたくなりました。