あらすじ
心理学者の河合隼雄さんの、講演やら、インタビューやらの大事な回と思われるものをピックアップしてまとめた本のようです。
グッときたポイント
日本人と西洋の人の違いがよく出てくるのですが、
アイデンティティの回の時にかいてあったのですが、
西洋の人は、私といえば自分だけのことなのだけど、
日本人の場合は、私と言っても、私たちが含まれてる事が多いということです。
たしかにそういう事が多いなぁと思いました。
あとは宗教についての回も面白く、
日本人はコーランも読まないのに、規律を守った行動ができると、イスラム教を信ずる人が言っていたというくだりも面白かったです。
無宗教な人が多いけれど、いただきますをいえたり、列にはちゃんと並んだり。
けれど、現代は便利になったり、欧米化が進んだこともあり、昔は自然にできていた事が、できなくなっているから、なんとかしていかないといけないと言う懸念も書かれていました。
どの回を読んでも気付きがあるので、面白いと思います。
こんな人におすすめ
人間ってなんだろう、とか、日本人ってなんだろうとか、少し考えている時に良いかもしれません。