敬老の日
義両親には
毎年贈り物をしてきた。
というよりは
父の日
母の日
誕生日
敬老の日
全ての行事にね。
最初の年は
まだ敬老でない
と言われた。
これは嫌味ではなく
照れ隠しね。
父、母だけど
孫が生まれたから
爺さん、婆さんになったわけだし
それで贈り物。
どんな時もそうだったけど
何なら喜んでくれるかな?
と一生懸命選んでも
ありがとう
と言ってくれた事は
一回もなかった。
花なんてもらってどうする?
これは派手だな
これは地味だな
せんべいなんてよこすなよ
東京の物は口に合わない。
爺がパチンコ代欲しいとよ。
一万じゃ足りない。
まあ何一つ気に入ってはもらえず
送ったものは私の目の前で
義姉にあげてた事もあった。
そんな母親、私は嫌だ。
義姉は義母に何も言わない。
そりゃそうか
親子だもんね。
結局最後には
現金が一番いいと言われた。
何かある度に現金は送ってきたけど
現金送っても
ありがとう
なんて言われなかった。
お金と時間返して欲しい。