9日に茨城県で最大震度5強を観測する地震がありましたが、実はその1時間半前…。
ツイッターから:
「窓が一瞬揺れたんだが地震速報らしきものはなし」
「地震とは違う今まで体で感じたことがない謎の揺れ…」
新潟で“謎の揺れ”が相次いで報告されていました。
なぜ“揺れた”のでしょうか…。
新潟市中央区在住の人:
「リビングにぶら下がっている物があるんですけど、それが揺れていたと母が言っていた」
新潟市江南区在住・30代男性:「2階の部屋がミシミシと揺れるような感じがして」
9日午後4時10分ごろ、新潟で「揺れを感じた」などという報告がネット上で相次ぎました。
新潟県や新潟市にも市内各地の住民から複数の情報が寄せられたといいます。
さらに…。
胎内市在住の人:
「妻が(揺れを)感じたとは言っていました」
「(Q.自宅はどのあたり?)胎内市です」
新発田市在住・30代女性:
「10から15秒くらい横に揺れたんですよね。窓ガラスが」
「(Q.お住まいは?)新潟県の新発田市です」
“謎の揺れ”は広い範囲に及びます。
県や市の担当者が新潟地方気象台に確認したところ、その時間、地震は観測されておらず…。
ちょうどその時間の新潟市内の映像を見ても揺れている様子はありません。
しかし、住民は「確かに揺れた」と言うのです。
新発田市在住・30代女性:
「(Q.気のせいだったということは?)それはないですね。
私もいたし、家族も『地震だ、地震だ』って…」
“謎の揺れ”の1時間半後には、茨城県で最大震度5強を観測する地震がありましたが、何か関係はあるのでしょうか。
地震学者、武蔵野学院大学・島村英紀特任教授:
「一つには(発生が)1時間離れていること、もう一つは『プレートが別だ』ということ。
そういった意味で関係はないと思う」
“謎の揺れ”の正体は…。
専門家は2つの可能性を挙げています。
地震学者、武蔵野学院大学・島村英紀特任教授:
「一つはソニックブーム=衝撃波。
飛行機とかが上空から近付くことによって、その衝撃波が地上に達することがあります。
もう一つは工事。
地下で何か工事をすることは非常に広い範囲で地上に影響を及ぼすことがある」
今のところ飛行機などの目撃情報はなく、揺れの原因は分かっていません。