世界が認めた財政のムダ? | DAIのブログ

世界が認めた財政のムダ?

09年の世界競争力ランキング、日本8位に上昇

世界経済フォーラムが発表した、世界競争力のランキングが昨年から1つ上がって8位になった。しかし、その一方で政府支出のムダは99位にランクされた。自民党も霞ヶ関の役人も「ムダはない」と言っているが、世界の識者から客観的に見てムダが多いと判断された。

学校給食は炊きたてご飯で 農水省、炊飯器の購入補助

先日の報道で面白い事をやっていた。農林水産省は2009年度、小中学校内で炊飯器を使って子どもたちに炊きたてのご飯を食べてもらうために補正予算で10億円を計上した。現時点で学校側からの申し出は少なく現状では1000万円ほどしか使われてないという。なぜなのか?

炊きたてのご飯を食べさせるために、同時に多くの炊飯器を使う。そのために学校側は電源関係の工事が必要になるのだ。実際に炊飯器を導入した学校では工事費に3200万円ほどかかったそうだ。当然、これは学校の設備なので学校側の負担になる、言ってみれば文科省の予算だ。そのような予算が無いので、現状、炊飯器を導入する学校が無いようだ。あったらあったでこれも困る、学校の工事費も税金だからだ。

話を戻そう。果たして2009年度の補正予算で組まなくてはいけない予算なのか?一般的な感覚ではムダという判断をするだろう。もとから、電源の容量も足りない所に炊飯器を大量に導入するというのもお粗末な話。この辺にも縦割り行政の限界を感じる。