食糧自給率って何だ?
昨年あたりから、盛んに聞かれる「食糧自給率」。日本の食糧自給率って、こんなに低かったのか!とショックを受けた人も多いはず、実は自分もその一人だった。そのよく聞く食糧自給率の後に、よくカロリーベースという単語がくっついてくる。ようするにカロリーベースで食糧自給率を計算すると日本は41%という事。このカロリーベースというのがくせ者。カロリーベースで食糧自給率を計算しているのは、何と日本と韓国しかない。じゃあ、比較に出てくる各国のデータは?という事になるが、これは農林水産省が独自に計算して打ち出してるものだ。主要国では生産額ベースが主流となっている。何かちょっときな臭いものを感じる人もいるのではないか。
なんと生産額ベースで見ると、日本は65%となりイギリスよりも自給率が高いのだ。主要国の中で、食糧自給率がダントツに低いというキャンペーンは、このデータでは脆くも崩れ去ってしまう。どうしてこんな事が起きるのか?カロリーベースの算出の中の畜産関係の算出方法に注目したい。例えば、鶏卵が100%国内で生産されていても、飼料が100%輸入であれば自給率は0%となるのだ。実際、平成5年の鶏卵の自給率は96%だったが、この算出方法でカロリーベース自給率は9%となっている。まさに数字のマジックだ。
「食料自給率40%」の虚構さえ見抜けぬマスメディアの不勉強
確かに、何も考えず情報を垂れ流してるだけのマスコミも問題だ。いったい何のためのキャンペーンなのか?この食糧自給率の危機を煽る事によって、予算を獲得している農林水産省がいる。食糧自給率アップのための広報だけでも34億もの予算が使われている。そして関連事業には約3000億円。例え、痛く無い腹だったとしても探られても仕方ないだろう。ただでさえ、猫の目農政と言われている農林水産省の行政方針。数字遊びでなく、本質的な問題を捉え誰もが納得出来るような行政を行なってもらいたい。
なんと生産額ベースで見ると、日本は65%となりイギリスよりも自給率が高いのだ。主要国の中で、食糧自給率がダントツに低いというキャンペーンは、このデータでは脆くも崩れ去ってしまう。どうしてこんな事が起きるのか?カロリーベースの算出の中の畜産関係の算出方法に注目したい。例えば、鶏卵が100%国内で生産されていても、飼料が100%輸入であれば自給率は0%となるのだ。実際、平成5年の鶏卵の自給率は96%だったが、この算出方法でカロリーベース自給率は9%となっている。まさに数字のマジックだ。
「食料自給率40%」の虚構さえ見抜けぬマスメディアの不勉強
確かに、何も考えず情報を垂れ流してるだけのマスコミも問題だ。いったい何のためのキャンペーンなのか?この食糧自給率の危機を煽る事によって、予算を獲得している農林水産省がいる。食糧自給率アップのための広報だけでも34億もの予算が使われている。そして関連事業には約3000億円。例え、痛く無い腹だったとしても探られても仕方ないだろう。ただでさえ、猫の目農政と言われている農林水産省の行政方針。数字遊びでなく、本質的な問題を捉え誰もが納得出来るような行政を行なってもらいたい。