もし、ハチが地球上からいなくなると、人間は4年以上生きられない | DAIのブログ

もし、ハチが地球上からいなくなると、人間は4年以上生きられない

アインシュタインは「もし、ハチが地球上からいなくなると、人間は4年以上生きられない」と予言したそうだが、実際そうなるのか?

アメリカでは2006年頃から起きているミツバチの失踪。日本でも問題になったきた。

ミツバチ失踪で農業生産が停止?——アインシュタインの危惧は現実になるか

ちょうど今『ハチはなぜ大量死したのか』という本を読んでいる。
今まで知らなかったミツバチの生態に驚くばかり。本を読みながら、感心してばかりだ。

ハチはなぜ大量死したのか/ローワン・ジェイコブセン

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その一方で養蜂業は、ハチミツの採取から受粉のための貸し出しが主な収入になっている。この事は、自分は知らなかった。日本でもイチゴやメロンなど、あらゆる果実や食物の受粉のためにミツバチが働いている。ミツバチがいなくなるという事は植物は受粉出来なくなり、実を結ぶ事が出来なくなるという事。(一部にはミツバチなどに頼らなくても受粉出来る植物はあるが)

日本ではようやくミツバチの失踪に関して調べ始めたらしいが(かなり遅すぎなのだが)アメリカでは、いくつものプロジェクトチームが作られて研究が進んでいる。原因としては、(1)ミツバチの栄養失調説(2)遺伝子組み換え作物説(3)新型ダニ説(4)電磁波説(5)農薬説などが挙げられている。

実際、ミツバチを調べてみると免疫力が落ちているとか。現在は、この要因を突き止めようとしている。その大きな要因はストレスと栄養の偏りとも言われている。例えばアーモンド農場に放たれたミツバチは、一生懸命アーモンドの受粉をしながらアーモンドの花蜜だけを集める。自然な環境であれば、いろんな植物の花蜜などを集める事が出来るが、受粉のために働かされるミツバチは、そうもいかない。研究の結果では1種の花蜜を食べているミツバチは複数の種類の花蜜を食べているミツバチより、免疫力が劣る事がわかっている。

とにかく現時点では、まだまだ謎だらけ。人間がこれほどミツバチにお世話になっていると、知らなかった人も多かったのでは?もちろん自分もその一人。早く解決して、ミツバチも健康になって欲しいものだ。