子どもへの投資
格差社会と言われて久しいが、この格差によって一番の被害を被るのは子どもたちだろう。家庭の経済状況によって、教育の機会が奪われたりするためだ。『天才!成功する人々の法則』著者:マルコム・グラッドウェルを読んだ。この本に書かれている事は「どんなに才があっても機会に恵まれないと、その才は開花しない」「また機会さえあれば、努力によって才を身につける事が出来る」という内容だ。今の日本はどうなのだろう?
北欧では教育費の公的負担が圧倒的に多い。北欧諸国では実に95%以上は公的負担だ。高等教育までは、ほとんど無料だ。一方、日本はと言えば先進国の中でも圧倒的に低い。おそらく子どもの教育は家庭の問題という事なのだろう。仮説だが、この辺に官僚行政の弊害が出ているのではないか。裕福な家庭に育ち、有名大学を経て官僚になった人にとっては、それほど興味ある問題でもないだろうし、また中流以下の家庭に育って官僚になった人から言えば、その状況で努力して当たり前という事になるのだろう。個人的なレベルでは、それでいいのかもしれない。
私の父親は7人兄弟の家に生まれ、しかも農家という事もあって裕福ではなかったそうだ。その中で、私の父だけが大学受験を許された、それは兄弟の中で大学に行ける可能性が高かった事と、本人が大学進学を強く望んだからだ。日本で一番安い入学金と授業料の大学を探したらしい。無事、大学へ進学した。一方、弟たちは進学を選ばなかった。やはり家庭の負担等を考え、さすがに二人も大学には無理という判断をしたらしい。もし、北欧のような大学進学への支援が十分だったら、このような事は起こらなかったろう。
話を戻そう。やはり教育の機会は公平にあるべきだ。個人的な感情だけでなく、国という視点からも必要だろう。政治家や官僚は、もっと広い視野の上にたって考えて欲しい。開花する資質があった人たちをみすみす捨ててしまっていいのか?もっと子どもたちに視野を向けるべきだろう。
天才! 成功する人々の法則/マルコム・グラッドウェル

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北欧では教育費の公的負担が圧倒的に多い。北欧諸国では実に95%以上は公的負担だ。高等教育までは、ほとんど無料だ。一方、日本はと言えば先進国の中でも圧倒的に低い。おそらく子どもの教育は家庭の問題という事なのだろう。仮説だが、この辺に官僚行政の弊害が出ているのではないか。裕福な家庭に育ち、有名大学を経て官僚になった人にとっては、それほど興味ある問題でもないだろうし、また中流以下の家庭に育って官僚になった人から言えば、その状況で努力して当たり前という事になるのだろう。個人的なレベルでは、それでいいのかもしれない。
私の父親は7人兄弟の家に生まれ、しかも農家という事もあって裕福ではなかったそうだ。その中で、私の父だけが大学受験を許された、それは兄弟の中で大学に行ける可能性が高かった事と、本人が大学進学を強く望んだからだ。日本で一番安い入学金と授業料の大学を探したらしい。無事、大学へ進学した。一方、弟たちは進学を選ばなかった。やはり家庭の負担等を考え、さすがに二人も大学には無理という判断をしたらしい。もし、北欧のような大学進学への支援が十分だったら、このような事は起こらなかったろう。
話を戻そう。やはり教育の機会は公平にあるべきだ。個人的な感情だけでなく、国という視点からも必要だろう。政治家や官僚は、もっと広い視野の上にたって考えて欲しい。開花する資質があった人たちをみすみす捨ててしまっていいのか?もっと子どもたちに視野を向けるべきだろう。
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