ウォーロード/男たちの誓い | DAIのブログ

ウォーロード/男たちの誓い

「ジェット・リー×アンディ・ラウ×金城武、3大スター夢の共演!
 魂を揺さぶる男たちのドラマが始まる!」
というキャッチフレーズ。

なんだか男っぽい映画が観たくなったので観賞。

3人が義兄弟の契りをむすぶストーリー。
舞台は太平天国の乱で揺れる清朝末期。
乱の制圧に派遣されたパン将軍は、
仲間であるクイ将軍の部隊に裏切られ、
部下をすべて死なせてしまう。
一人生き残ったパン将軍は、
盗賊の頭アルフと盗賊ウーヤンと出会う。
ウーヤンはパンを盗賊に引き入れようとするが、
アルフはパンが官軍の人間であったことから、
仲間には入れられないという。
しかし、そんな盗賊の村に清の軍がやってくる。
盗賊のアルフたちは屈辱的な扱いを受ける。
そんなアルフにパンは軍に入らないかと持ちかける。
パンを信用出来ないアルフは、
運命を共にすることを誓うため
「投命状」の誓いを立てる事を条件にする。

と、こんな展開なのだが、
パン将軍とアルフが分かり合うまでが、
意外と早く展開してしまうために、
後半になっての二人の思いが、
効きづらくなっているのが、ちょっと残念。
もう少し前半を丁寧に描いて、
戦闘シーンを短めにしても良かったのではないか?
個人的にはそう感じた。

大義のための犠牲は必要なのか?
結局は使う側と使われる側と分かれるのか?
そんなテーマは、
現代も全く変わらない。
国と国との紛争、
またグローバル化した企業間、
また企業内での抗争。
いつまでたっても、人は学べないのか。

男臭い映画です。