ウォッチメン | DAIのブログ

ウォッチメン

原作は1980年代後半のコミック。

ウォッチメンなるヒーローたちの活躍によって
ベトナム戦争に勝利し、大統領の在任期間を
延長してニクソンが大統領を続けている。
そんな中、アメリカとソビエトの核戦争が
まさに起きようとしている1985年が、
この映画の舞台。

この辺が、なかなか日本人には
わかりにくい所だろう。
ようするに、歴史的には
「もしもの世界」が描かれている。

自分は予告編を見ていて、
完全に誤解していた。
この物語に出てくるヒーローは、
基本的には生身の人間。
彼らは、それぞれの正義感を持っている。
正義のためには多少の犠牲は仕方ないと思ってる者。
一人の犠牲も出してはいけないと思ってる者。

映画の舞台は1985年だが、
今の時代にも共通しているのが、
「社会正義とは何か?」「平和とは?」
という問題。

世界の警察、金融大国というプライドが
崩壊しているアメリカ。
今後、何を柱にして立ち直っていくのか。
アメリカの悩んでる姿が、
この映画に描かれてるように感じた。