誰も守ってくれない | DAIのブログ

誰も守ってくれない

当初、それほど期待してなかったけど、
公開が近づいての情報に少し期待した作品
『誰も守ってくれない』
を観てきました。

監督と脚本は『踊る大捜査線』で知られる
君塚良一。
本人がリアリティーにこだわったというわりには、
どこがこだわった所なのか?
正直、つかみきれなかったです。

監督が伝えたいテーマは理解できたけど、
そのためにドラマとして何をしてもいいのか、
疑問が残る作品でした。

テレビは放送法によって表現が制限されているが
映画は基本的に表現が自由だ。
しかし表現が自由になるほど、
表現者の責任は重くなる。

だからこそ客観的に検証しつつ
脚本を練り上げていく作業が必要になる。
この作品には、その部分が
抜け落ちているような気がしました。

どうせならもっとエンターテイメントよりの
作品を作ってもらいたかった。
社会問題を取り上げるには未熟な作品。
もったいない。
俳優陣の演技力で成り立ってると言っても
過言ではないのでは。