そして、私たちは愛に帰る | DAIのブログ

そして、私たちは愛に帰る

自分にとって、今年最初の映画館での映画鑑賞。
『そして、私たちは愛に帰る』を観てきました。

2007年カンヌ国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞した作品。
なかなかドイツの作品を観る事は少ないので、
どんな作品なのか、全く知らないまま観賞。

ドイツとトルコを結ぶ中から生まれた
3話から構成されている。
ドイツに住むトルコからの移民の親子や
ドイツで娼婦をしながら娘の学費を稼ぐ母親、
そうとは知らず政治的過激派グループに入り
トルコの自由のために戦う娘、
ドイツに住むドイツ人の母と娘。
この登場人物たちが、
ヨーロッパのこの近代の流れや、
宗教の間で、翻弄されながらも生きていく姿が
見事に描かれてます。

自分が驚かされたのは、
トルコ国内の状況が、こんなだったとは。

島国に育ち、今ひとつヨーロッパの文化や歴史に
無頓着な日本人にとっては難解な面もあるかもしれませんが、
こういう映画を積極的に経験してもらいたいとも思います。