L change the WorLd
『DEATH NOTE』のヒットを受けての
スピンオフ作品『L change the WorLd』を観て来ました。
きっと、この手の作品はハズす。
という当初の予想通りの作品でした。
自分が最初に感じた感想は
松山ケンイチがかわいそう。
そして他の俳優さんや、監督がかわいそう、
って事でした。
どういう事かというと、
『DEATH NOTE』のヒットを受けて立ち上がった企画なので
ヒットさせて当たり前の作品。
おそらく『DEATH NOTE』の熱が冷めないうちに公開
という事と、売れっ子の松山ケンイチのスケジュールに
合わせて作ったために、脚本の仕上がりやなど
かけるべき所に時間とお金がかかっていないため、
中途半端な作品になってしまってる。
特に脚本はヒドい。
原作がしっかりあるものでも6ヶ月はかけたい所。
今作品だったら脚本の開発だけでも最低1年はかかるはず。
しかしながらクランクインが2007年8月だから、
逆算してもとても、それだけの時間があったとは思えない。
(クランクインのための制作準備に数ヶ月かかるため、
準備に入るまでに脚本が仕上がっていないと準備が出来ない)
監督も、この時期にネームバリューがあるのは
中田秀夫監督しかいなかったのだろう。
でも、やはり中田監督はホラーを撮ってこその人。
ホラーでこそ発揮する大げさな演技やメイク等は
この『L』の世界観には完全にミスマッチ。
とどめはLのキャラを変えてしまった事。
ここは松山ケンイチがかなり異論を唱えたらしく、
演出サイドと戦った痕跡が、スクリーンのあちこちに感じられた。
彼にとって、この役「L」は特別な思いがあったはず。
前2作を通じて、作っては壊し作っては壊しをして
鍛え上げたキャラクターだったはず。
それをこのように壊されるとは。
確かに役者が役に入りすぎて間違える事もあるのだけど
今回は、そのような事は無かったように思う。
総合すると、この作品はいったい何のための作品だったのか?
お客さんにとっても、出演者にとっても、演出にとっても
決していい結果はもたらさない事が事前に見えていたはず。
お金が儲ける事だけの作品としか言いようがない。
商業映画なのでお金を儲けてかまわないけど、
出演者や演出サイドの努力を無にさせるような製作の仕方は
考え直して欲しい。
思い切り辛口です、今回は。
あーもったいない。
もっともっといい作品になる可能性があったのに。
スピンオフ作品『L change the WorLd』を観て来ました。
きっと、この手の作品はハズす。
という当初の予想通りの作品でした。
自分が最初に感じた感想は
松山ケンイチがかわいそう。
そして他の俳優さんや、監督がかわいそう、
って事でした。
どういう事かというと、
『DEATH NOTE』のヒットを受けて立ち上がった企画なので
ヒットさせて当たり前の作品。
おそらく『DEATH NOTE』の熱が冷めないうちに公開
という事と、売れっ子の松山ケンイチのスケジュールに
合わせて作ったために、脚本の仕上がりやなど
かけるべき所に時間とお金がかかっていないため、
中途半端な作品になってしまってる。
特に脚本はヒドい。
原作がしっかりあるものでも6ヶ月はかけたい所。
今作品だったら脚本の開発だけでも最低1年はかかるはず。
しかしながらクランクインが2007年8月だから、
逆算してもとても、それだけの時間があったとは思えない。
(クランクインのための制作準備に数ヶ月かかるため、
準備に入るまでに脚本が仕上がっていないと準備が出来ない)
監督も、この時期にネームバリューがあるのは
中田秀夫監督しかいなかったのだろう。
でも、やはり中田監督はホラーを撮ってこその人。
ホラーでこそ発揮する大げさな演技やメイク等は
この『L』の世界観には完全にミスマッチ。
とどめはLのキャラを変えてしまった事。
ここは松山ケンイチがかなり異論を唱えたらしく、
演出サイドと戦った痕跡が、スクリーンのあちこちに感じられた。
彼にとって、この役「L」は特別な思いがあったはず。
前2作を通じて、作っては壊し作っては壊しをして
鍛え上げたキャラクターだったはず。
それをこのように壊されるとは。
確かに役者が役に入りすぎて間違える事もあるのだけど
今回は、そのような事は無かったように思う。
総合すると、この作品はいったい何のための作品だったのか?
お客さんにとっても、出演者にとっても、演出にとっても
決していい結果はもたらさない事が事前に見えていたはず。
お金が儲ける事だけの作品としか言いようがない。
商業映画なのでお金を儲けてかまわないけど、
出演者や演出サイドの努力を無にさせるような製作の仕方は
考え直して欲しい。
思い切り辛口です、今回は。
あーもったいない。
もっともっといい作品になる可能性があったのに。