蘇民祭 | DAIのブログ

蘇民祭

またまた蘇民祭が揺れている。

先日、蘇民祭の観光ポスターがセクハラにあたるという事で、
JR東日本が掲示を取りやめたばかり。
その時は「男性の裸体を写した図柄が見る人に不快感を与える恐れがある」
と理由だった。

今度は祭りの参加する人の全裸が
わいせつ罪にあたると、警察から指導されている。

もちろん、誰でも全裸になっている訳でなく
近年は自主規制をして、クライマックスの蘇民袋を
小刀で破る人だけが全裸と言う事。

元々は全裸でないと参加出来なかった祭りが
全く正反対になってしまっている。
もちろん、全裸になるには意味がある。
国民無形文化財にもなっている、宗教的儀式だ。

もちろん、この祭りを利用して
悪のりする連中がいるので、
警察が取り締まりたいのも理解出来る。

だけども、1000年以上も続いてきた
日本の文化。
このような事で、本来の意味を失っていく文化儀式が
形骸化していくのは、いかがなもんだろう。

伝統文化に対して、
許容出来ない世の中になっていくのだとしたら、
それは文化的に貧しい人が多い世の中と言えるのでは?
少し背筋が寒くなる思いがした。