母べえ | DAIのブログ

母べえ

たまには、あまり自分からすすんでは行かない
映画を観てこようと言う事で
『母べえ』を観てきました。

やはり山田洋次が作る映画は
万人にとってわかりやすい!
わかりやすいんだけど、ちゃんと脚本がしっかりしていて
説明過剰なセリフなどが無い。

キャストも良かった。
やはり映画を中心に活動している俳優陣だと
映画が「映画」として、引き締まります。
演出サイドもちゃんと指導をするんだろうけど
過剰な演技も無い。
そういう意味では戸田恵子は、ちょっとミスキャストだったかも。

もちろん浅野忠信も良かったんだけど
子役の2人がとても良かったです。
あの年頃の子供の演技がしっかりしていた。

道理とは?
不条理とは?
いろんな矛盾について考えさせられます。
生きている限り、それは常に自分たちのまわりに
ついてまわるもの。
それらと向き合って生きて行くのが人間の
「業」なのかもしれない。

この作品は、きっと10代20代の人にも
伝わるように演出をしています。
おそらく、その世代に一番観てもらいたいという
思いが監督にはあるのでしょう。

あっという間に時間を感じてしまうほどの作品なので
是非、時間があったら観てみて下さい。