昨年は落語にはまり、寄席に3回、落語会に2回でかけた。

江戸歴史文化検定も受けたりして、古典に目覚めた年でした。


次に歌舞伎ってどんなものだろう、という興味がふつふつ沸いてきました。

考えて見ると、歌舞伎の知識がまるっきりない。


そんな時、本屋で今月号の『サライ』が歌舞伎の特集を載せているのが目に留まり、早速購入。

http://serai.jp/kongo_jigo/kongojigo.html


初心者向けの記事になっているので、ふむふむなるほどと、大変勉強になる。

同時に生の歌舞伎を見たくなった。


でも、歌舞伎は落語の寄席などに比べると非常に高価なので、これもいままで躊躇していたのですよ。

桟敷席や1等席、2等席は1万円以上する。

せっかく見に行っても分からなかったりしたらもったいないものね。

また歌舞伎は昔の言葉だから、勉強してからじゃないとダメのような気がする。


昨晩、会社からの帰り、駅のホームに『浅草新春歌舞伎』のパンフレットがあり、見ると中村獅童など若手の歌舞伎役者が浅草公会堂で行うもので、2,000円からのチケットがある。

http://www.ntv.co.jp/event/kabuki/index2.html


これなら軽い気持ちで入れるかな、と思い立ち、インターネットでチケット予約しようとしたら、結構人気があるようで、週末はどこも満席であった。


ところがですな。

ついでに歌舞伎座の方を探して見たら、これが当日でも空き席があるのですよ。

しかも末席ではあるが3階席B席なら3,000円!


にわか初心者の勢いで、チケット購入したのが今朝の8時ごろ。

電車に乗って東銀座の歌舞伎座に、11時からの第1部開演にかけつけました。



http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2008/01/post_21-ProgramAndCast.html


第1部は5幕あって、踊りやら衣装をみせる2,30分の物が3本と、ストーリーのある演劇仕立ての1時間以上あるのが2本。
途中にお昼の食事時間をはさみ、終わったのが午後4時ごろ。


「サライ」で事前に歌舞伎のおさらいをしていたのと、イヤホンガイド650円で解説を聞きながらみれたので、結構歌舞伎の中身が理解できて、楽しむ事もできました。

それに、松下幸四郎が出てくると、ああ松たか子のお父さんだな、とか、市川団十郎を見ると、あのプレイボーイ海老蔵のおやじさんか、など、ミーハーな感想を持ったりする。


まずは、今年の目標であった歌舞伎の観劇を果たしたわけだが、歌舞伎は奥が深い。
歌舞伎座の公演も毎月変わるようだし、できれば桟敷席で花道のよく見える場所で見てみたいとも思う。

でも桟敷席19,000円は、ちょっと勇気が要りますね。


また、歌舞伎座以外の、たとえば四国の金比羅さんには金丸座という江戸時代の面影を残す劇場もあるようだ。旅行を兼ねて行ってみたいな。