出張先のホテルでテレビをつけっぱなしで寝てしまった。

寝るとも起きるとも無しに、深夜番組でNHK「夜は胸キュン」という番組を見ました。

http://www.nhk.or.jp/munekyun/200711/detail.html

私が今もっとも気にしている小朝さんがナレータだったからでしょう、すっかり目を覚まして番組を見いてしまった。面白かったなぁ。


ストーリーはこんなです。


若い時期、経験不足ゆえに友だちにだまされ事業に失敗した主人公。
ついふらふらととある赤ちょうちんに入る。

そこの女主人というのが、実に人生の達人で、主人公の話を聞き、「だますより、だまされた立場の方が、ずっといいよ」とか、「借金を返すには、やさしく対応してくれる人を優先して返するがいいよ」と、実に味わいのあるアドバイスをくれる。

この女主人のお蔭で、主人公は捨て身になって苦境に対処、借金の処理も無事おえることができる。そして後日、主人公がこの赤ちょうちんを訪ねると「長いあいだありがとう」という張り紙があるだけで、店は閉められていた。
主人公に見事に忠告をくれた人ではあったが、彼女にも彼女の「事情」があったのだ……という都会のメルヘン。


ほんの短いお話しで、なんだか大人のための絵本みたいな感じ。

演じる役者さんも有名どころではなく、それだけに身近に感じられる。


水木しげるの漫画ではないが、「フハッ」としたんですね。

締めくくりの夜行列車の中の小朝さんと錦織さんのお話しも、薀蓄があってよかったです。