おはようございます。

 

今朝未明に、内閣不信任案否決のドサクサにまぎれ重要法案が強行採決されました。

 

 

夜中の2時半に成立したということから、隠れて会期末に強行採決され、忘れ去られていく。

 

 

あきらかな治安維持法。

 

こんなのが国民の目に触れずに進められていく危険性。

 

NHKは朝のTVニュースで完全スルー。他メディアもそうだろう。

 

14万ものツイッターデモもむなしく。

 

五輪強行もそうだが、やはり政権交代しないと、まともな国にならない。

 

 

 

*本題です。

 

いつものリアルタイム記事とは、ちょっと路線を外れた話です。

 

 

この「こども電車」という本。

 

先月、寝る前に1話ずつ息子に読み聞かせをした。

 

狭い家なので、勉強をしている娘にも聞こえている。

 

小4なのに今さら?と思うかもしれないけど、離婚のゴタゴタ、家事の効率悪さで

 

息子には読みきかせができる時間がなかった。

 

息子は成績も良かったし、会話から情報を取り入れるのが得意だったから影響なかった。

 

とはいえ、国語でも知識量でも本を読めないことは、今後大きな差になると思う。

 

本が読めないことは音読を聞いていても問題と分かるし、語彙力はやはり少ない。

 

そして、なんと四谷大塚の小学生統一テストで配られた雑誌には「今からでも読み聞かせを」

 

と書いてあり、間違いはなかったようだ。

 

読み聞かせという心の安定が、学力に影響するという、自然なことに気づかなかった。

 

 

離婚まで63話で書いたことのある本で、「さかさ町」とともに我が家で愛用の本である。

 

離婚を決める前後の話で、元妻にどう仕返しをするか、とか考えていた。

 

アメンバ限定でないと読めないので、以下抜粋する。

 

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遼とパパの再会の場面で泣いた。
 
パパは海で遼とママを助けて亡くなったという話だったと思う。
 
本当に幸せに一生懸命生きただろうか。
 
パパはずっと幸せだった、ありがとう、と子供たちに言えるかな。
 
元妻に振り回されて自分を見失ってないかな。
 
絶対別れると、思っている自分が情けない。
 
子供たちのために何が一番いいか、考えないと。
 
自分が間違っていないと思う強さだけでなく、もっと強くならないと。
 
まだ何も失ってない。
 
息子も元妻も生きている。まだやり直せる。
 
自分の強さ次第で。
 
強ければあの手紙を見た時に何とかできたんじゃないか。
 
もしかしたら、子供2人はもう乗り越えたんじゃないか。
 
だから平気なんじゃないか。
 
弱いのは元妻だけど、次に弱いのは自分なんじゃないか。
 
この本を読んで良かった。

 

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息子に読み聞かせをしていて、危うく泣きそうになった。

 

読み聞かせている相手が息子になり、自分は父親なので、なおさら。

 

5歳だった遼は、このせいで泳げなくなった。

 

5年生になって、主人公の彗と一緒にこども電車でパパに会って、

 

「パパはずっと幸せだった、ありがとう。ママのことを頼んだよ」という言葉を聞いた遼は

 

夏休みのプールで猛練習をして、100mを泳ぎ切る。

 

最後にもうろうとしてきた時、パパの声が聞こえてきた。

 

感動の瞬間だった。

 

また泣きそうになった。

 

 

「こども電車」の物語の中に、亡くなった人が電車に乗って死後の世界に行く話がある。

 

元ネタはおそらく宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」。

 

マンガなら息子も読むので、図書館で借りてくる。

 

「銀河鉄道の夜」の車掌さんが、「こども電車」の夢の介と重なった。

 

 

そしてこういうネタには、背景含めてめっぽう強い娘。

 

「岩手県の花巻でしょ」と。

 

岩手県の県庁所在地を覚えてない奴がなんでそこは知っているのか。

 

堅雪かたゆきかんこ、しみ雪しんこ。」 から始まる「雪渡り」はちょうど引っ越し時期に重なり

 

小学校5年生の国語で、できなかったことを非常に残念に思っていたらしい。

 

こういう本の知識は受験には役に立たないのかなぁ。