中国・アジアで品質・納期を厳守し、コストダウンで利益アップ!! -2ページ目

中国・アジアで品質・納期を厳守し、コストダウンで利益アップ!!

海外でものを作る、海外のものを買う、といったときによく発生するトラブルに品質問題と納期遅延があります。
受注生産であるプラント業界のプロが、その品質問題と納期遅延の本質に迫り、実践的な対応方法についてあなたとともに考えます。

スペイン語では面白い表現があります。

明日は、mañana(マニャーナ)

あさも、mañana(マニャーナ)

従って、明日の朝は、mañana por la mañana
(マニャーナ ポラ マニャーナ)

といいます。


そして、また明日という挨拶は、

Hasta mañana !(アスタ マニャーナ)

といいます。



私たちはスーパーバイザとして現地へ派遣され、

品質・工程(納期)を遵守させるのが仕事ですから、

毎日予定工程表と実績を比較して、

現地人の尻たたきを行う訳です。



そこで遅れが発生すると、もっといい工具を持ってこい、

腕のいい職人5名ほど入れろ、外注に出して加工してこい、

などというアドバイスをする訳です。



その度に、スペイン人の監督は、mañana(マニャーナ)、

明日という訳です。

その日にはやる気無く、次の日に先送りをするんです。



こちらも工程遅れが1週間を超えてくると、工程会議できつく

吊るし上げる訳ですが、そうすると、

『セニョール、この工程部分の完成までにはあと10日も時間

があるではないか?あなたは出来ないというが、どうして出来

ないと分かるんだ?』といって譲らない。



そこまで言われると、その事を議事録にしっかり残して、

8日目に、『どうかい?あと2日だけど出来そうかい?』

と意地悪く質問。当然困った顔をしていろいろ言い訳をすると

思っていたら、


『セニョール、この現場の今の状態をよく見てくれ。このような

状態にあるのに、どうしてあと2日で完成できようか?』



??唖然??



本当に楽観主義というか、国民性なのか。


そこではたと気がつく、


mañana(マニャーナ)は、『間に合うな』

Hasta mañana !(アスタ マニャーナ)は、

『明日で間に合うな』

ってことなんだろうな。





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