『ミシシッピー・バーニング』(『MISSISSIPPI BURNING』)

 

 

 

●監督:アラン・パーカー

●アンダーソン:ジーン・ハックマン(内海賢二)、ウォード:ウィリアム・デフォー(納谷六朗)

●オライオン・ピクチャーズ

●1988年

●アメリカ

●約128分

 

DVDで視聴

 

 

【予告編】

 

 

 

【ストーリー】

 

1964年ミシシッピー州の小さな町で3人の国民権運動家が姿を消した。徹底した人種差別のはびこる南部の町で捜査に乗り出す2人のFBI捜査官、司法省から来たウォードとたたき上げのアンダーソン。彼らが事件の核心に迫るたび、焼き討ち、リンチ、殺人が続発する。ピンチをくぐり抜け、2人は真相にたどり着くのだが・・・。

(DVDパッケージより引用)

 

 

【コラム】

 

本作と出会ったのは、高校時代に映画好きの友人(師匠)に観せて貰ったのが初めてである。彼は、アンダーソン捜査官演じるジーン・ハックマン氏が好きで、彼の映画を観せて貰った流れで本作を知った。勿論、黒人差別、KKK、キング牧師等は知っていた。その素材だけあれば、当時の黒人差別問題がいかがなものだったか伺える事が出来る。彼からしたら、ただジーン・ハックマン氏の映画を筆者に観せたに過ぎない。内容が、内容だけに強烈に印象に残った。

 

本編開幕していきなり、映る”白人専用”、”黒人専用”のテロップ。いきなり、この映画がどのようなものかを物語らせる。そう、まさに今観るべき映画だと思い紹介しました。本作では、実際に起きた1964年のミシシッピー州で起きた国民権運動家殺人をモデルにしている。当時激化していた黒人差別運動。当時を考えさせられる一方、史実と異なるという批判もある。「黒人が保安官になれる時が来る」というセリフがある。今では、保安官なり捜査官なり差別を乗り越えて人種問わず手を取り合っている。だが、未だに古く悪い考えを持つ人によって、悪い時代が繰り返されているのが現実。今回改めて観て、当時の世相が巻き起こした事件だと分かった。今起きている問題も同じである。トランプ政権が引き起こしたと言っても過言ではなかろうか。

 

 

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