こんばんは。




最近、久しぶりに心が動いた詩があります。


『手紙〜親愛なる子どもたちへ〜』というもの。



年老いた私がある日

今までの私と違っていたとしても

どうかそのままの私のことを理解して欲しい


私が服の上に食べ物をこぼしても 

靴ひもを結び忘れても

あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい


あなたと話す時同じ話を何度も何度も繰り返しても

その結末をどうかさえぎらずにうなずいて欲しい


あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本の

あたたかな結末はいつも同じでも

私の心を平和にしてくれた


悲しい事ではないんだ

消え去ってゆくように見える私の心へと

励ましのまなざしを向けて欲しい


楽しいひとときに私が思わず

下着を濡らしてしまったり

お風呂にはいるのを嫌がるときには

思い出して欲しい


あなたを追い回し何度も着替えさせたり

さまざまな理由をつけて嫌がるあなたと

お風呂に入った懐かしい日のことを


悲しいことではないんだ

旅立ちの前の準備をしている私に

祝福の祈りを捧げて欲しい


いずれ歯も弱り飲み込むことすら

できなくなるかもしれない

足も衰えて立ち上がることすらできなくなったなら

あなたがか弱い足で立ち上がろうと

私に助けを求めたようによろめく私に

どうかあなたの手を握らせて欲しい


私の姿を見て悲しんだり 

自分が無力だと思わないで欲しい


あなたを抱きしめる力がないのを知るのは

つらいことだけど私を理解して支えてくれる

心だけをもっていてほしい


きっとそれだけでそれだけで

私には勇気がわいてくるのです


あなたの人生の始まりに

私がしっかりとつきそったように

私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい


あなたがうまれてくれたことで

私が受けた多くの喜びと

あなたに対する変わらぬ愛をもって笑顔で応えたい


私の子どもたちへ 愛する子どもたちへ




母が近くに引っ越してくることになり、

私自身もばぁばになったからなのかな⁈


なんか涙が溢れてきます。



米寿になる母にも孫たちにも優しく手を差し伸べ、

温かな目で見守っていけたらと思います。







15年ほど前はアンジェラアキさんの

『手紙〜拝啓15の君へ』で泣いたものです。


時の流れとはすごいもので

今では懐かしく思い出されます😊