諸事情あって、シンのグッズを何も持っていないし、イラストを描く力が今はないので、シンの赤い瞳のような赤い石の指輪の写真を載せました。


シンにはルナマリアがいるので、本来なら推しにはあまり向かないのですが、私はシンにシンパシーを感じているようなところがあるため、あまり女性関係のことは気にしないようにしていきたいと思っています。


シンを初めて見たのは、アニメ雑誌の表紙でした。

一目惚れでした。

前作の「ガンダムSEED」はきちんと観ていなかったのですが、この人が主人公なら、とワクワクしながら「ガンダムSEED DESTINY」を視聴しました。

そして、冒頭、家族を亡くして泣き叫ぶシンに胸が張り裂けそうになりながらも惹かれていきました。


この作品をご存知の方なら周知の事実でしょうが、シンはほどなくして主人公を降ろされます。

主役交代です。

理由はあまり調べていませんし、知ってもどうしようもないことなので、当時からあまり考えないようにしてきました。


ただ、その頃の私は精神的に追い詰められていて、毎日がつらくて、そのつらさがシンとシンクロしていくような錯覚に陥りました。

ステラが亡くなるシーンでは、シンの心情を想い、共に泣きました。

テレビの前であんなに泣いたのは初めてです。


私は一種嫌われる可能性もあるシンの持つ激しさや揺らぎなどが返って好きだったため、話数が進むにつれて減る出番や、主人公らしくはない扱いに閉口したのを覚えています。


今はもう昔の話なので、うろ覚えでシンを語るのはあまりよくはないのかもしれませんが、もうすぐ「ガンダムSEED FREEDOM」が公開されるためか、シンのことを考える機会が増えました。


映画は観に行くかわかりません。

うちには病気の猫がいますし、私が望むシンの姿はもうそこにはないかもしれないからです。


ですが、シンの存在が当時の私には救いでしたし、勝手に同志だと思わせていただいています。


シンの赤い瞳、漆黒の黒髪、顔、声、性格すべてが大好きです。

新しい映画のシンは、もしかしたらもうその好きな部分を持ってはいないかもしれません。

でも、思い出の中のシンはいつまでも色褪せず、私の心にいます。


あの頃、私を助けてくれてありがとう。

一緒に泣いてくれて、ありがとう。

一緒に怒ってくれて、ありがとう。


シン・アスカは私の人生の中で最高の主人公です。


劇場版が成功して、シンが幸せになってくれるよう願っています。