脳出血忘備録① | 脳出血になった母

脳出血になった母

仲良しだった母が突然脳出血になり、意識障害・寝たきりの状態・・・同じ境遇の方に聞いてほしい。

 

  脳出血になった母の事を記録として残していきます。いつまで続くか分かりません。

 

 母が「脳出血」と診断されました。その数日前に、毎週リハビリ通院している病院へ行く支度をせず、眠ったまま・・・。「今日は休むの?」と聞いても、「行く」と言いながら座り込んだままいつまでたっても病院へ行く準備が出来ない。あげくの果てには飼い猫を無理やり触ったのか、手を噛まれ出血し、絆創膏を貼る始末・・・。そしてまた座り込み病院へ行く準備ができない。数時間かけてやっと病院へ連れて行っても、そこが病院であることが理解できていない。毎週通いなれた病院への道も「この道は通ったことないよね?」と、不思議な顔をしながら尋ねる。今思えばその頃にはもう出血が始まっていたのでしょう。 頭を痛がる様子もなく、ただいつもと違う行動と言動だったので、そこまで一刻を争うような病気だとは思ってもみませんでした。今更ながら、この時点で救急車を呼べば良かったのではないかと後悔しています。

 

 その日の夜は、水を出しっぱし、うがいを異常なほど繰り返す、そこにいない飼い猫をいると勘違いし、名前を呼びながら徘徊する、等々おかしな事があったので、私は母が「認知症」になったのでは?と考えていました。夜ご飯は私が作った物を少し食べましたが、後で吐いてしまったようでした。普段は2Fが寝室ですが、1Fに布団を持ってきて寝かせました。


 次の日の朝、私が仕事に行く時間になっても眠ったままだったので、母の事は父にまかせて出勤しました。そして夕方、救急から職場に電話がかかってきました。ちょうど母の友人が家に来て母の異常に気付き、救急車を呼んでくれたようです。電話に出ると「お母さんが立てなくて自力でトイレに行けないようだったので、僕らが抱えて何とか行かせました。お母さんは猫に噛まれた怪我で病院に行きたいようですが、バイタルは安定しており搬送案件ではありませんので僕らは引き上げます。あなたが病院へ連れて行ってください。」とのことでした。

 

ちょっと待て!!いくら本人が怪我で病院に行きたいと言っていても、自力で立てないということは、脳に何らかの異常があると普通の救急隊員であれば分かるはず!!素人の私でも分かるのに(怒)

 

 あの時、救急車で搬送してくれていたら障害も少しは軽かったのでは?と思います。救急隊への不信感が一気に増した出来事です。

 

次回に続きます。