やっと金曜日になりました。今週一杯来日中の新任日本担当IT部門マネージャーの通訳がみっちり入っていたので翻訳案件が溜まっており、今晩は遅くまで残業です。。。


現在来日中の方はインド出身なのですが、会議の合間のちょっとした雑談の中でインドについて知らなかったことが分かりました。インドでは州ごとに言語が異なり、文字も基本はサンスクリットですが独自に発展したようで読み書き共に異なるので出身が違うとお互いコミュニケーションできないそうです。基本的な公式言語が16種ほどあり、それぞれに方言があるので300~400言語になるそうです。


日本では大学や職業訓練の学校は日本語で学べますか?と質問されたのですが、初めはその質問の意味が分かりませんでした。インドでは高校までは現地語または英語での教育が受けられるそうですが、大学以降の職業訓練教育は全て英語でしか受けられないのです。


インドでの公用語が英語であることは知っていたのですが、これは英国による統治の歴史からだと理解していました。しかし、現実的に地方からも多くの生徒があつまる大学教育で現地語ではお互いコミュニケーションが取れないので共通語としての英語が必須であることを知りました。


多少の方言はあれど、ひとつの言語と文字で一様にコミュニケーションができる民族である日本人の感覚は海外では特異なものであることを感じたエピソードのひとつです。