いよいよMNPが始まって、NTTドコモ・au・ボーダフォン改めソフトバンクの各社による契約顧客争奪戦がスタートしましたね。一般ユーザーとしては、このタイミングに合わせて投入された携帯電話の新機種が気になります。

最も意欲的に新機種を投入してきたのは新規参入のソフトバンクでしょうか。家電量販店の携帯売り場に足を運んでみると、色とりどり、形いろいろの魅力的な機種が沢山ありました。しかも、、、値札は「0円」ばかり!とっても薄型のスライド式の電話(韓国のSAMSUNG)や、スライドするとキーボードが出てくるWindows Mobile搭載のスマートフォンタイプ(台湾のHTC)まであり、心がぐらっときました。しかもソフトバンク同士の通話料は無料!

※21:00~24:59の時間帯は月200分まで無料。超過分は21円/30秒の追加料金が発生します

でも、店員さんに言われたのは。。。「ソフトバンクは一見お得ですが、契約形態が複雑です。契約時点で0円でも一定の条件を満たさないと電話本体の費用は月々の分割支払いとなり、解約や機種変更時点で残額を一括支払いするケースも」

3つの事業者を比較してポイントをおさえると、、、

ソフトバンク:気に入った機種を永く使いたいなら○

頻繁に機種変更する人には×
恋人や家族でソフトバンク同士の通話が圧倒的なら○

不特定多数に電話するなら×

※無料通話分も無く、課金が21円/30秒と全社で最も割高

NTT DoCoMo:豊富な公式コンテンツやおサイフケイタイ・テレビ電話などの機能が魅力。他の事業者と比べて高いと思われていた料金も差が縮まっているようだし、FOMAの電波のつながりにくさも随分改善されたようですね。

au:顧客満足度No.1という謳い文句ですが、私も長年満足してきました。音楽再生関連ではダントツですね。ただし、明かな優位性だった通話音声の質の良さは他社も改善してきたし、海外使用の利便性では遅れをとっているように思われます。スライド式が好きな私としては、他の2社に比べて選択肢が少なすぎ(現状1機種、それも型落ち)なのが不満です。

意外な伏兵はWILLCOMです。(MNPサービス対象外ですが)
業界に先んじて「通話定額制」を導入していました。(メールの送受信も無料)最近では携帯でもPCプラウザ機能を搭載してきましたが、パソコン用ホームページを閲覧できるようにしたのもウィルコムが早かったですね。我々のビジネスでは全国にいる仲間と連絡をとるのに定額制のWILLCOMを活用している人が多いです。自宅にいるときはネットのTV会議室で「年中無料」でコミュニケーションをとっていますが。
※連続2時間45分以上の通話に超過料金10.5円/30秒が発生するのは意外。また、16時間以上の連続通話は強制切断もあり。