さて、令和3年の国民負担に財政赤字を加えた潜在的な国民負担率は、56.5%となる見通しが財務省からでています。どう思いますか?国民負担率というのは国民の税と社会保険料のGDPに対する割合です。

江戸時代の五公五民よりひどいですね。

※江戸時代の年貢収取率を表現した言葉。 江戸時代初期には四公六民,享保年間 (171636) 以降五公五民になったとされている。

 

ちなみに、平成2年は38.5%です。

過去の国の借金は流石に財務省も返せとは言っていないし、これは、問題ないことは財務省も知っています。なぜなら政府には負債以外に資産がありまた、日銀と併せた統合政府という考えでは借金がなくなるので財政健全化はすんでいるというのがその見方です。

この国民負担率に加え長年の景気低迷、成長率の低空飛行は異常です。

このような先進国はありません。

 

このような国民負担率が異常に高いのは、経済成長と供給力を上げる政策をとっていないからです。一方国の借金はどんどん膨らんでいます。

原因は正しい経済政策がとられていないとこうなります。はっきり言えば、政府の無策が原因です。

財政均衡へのこだわりつまり緊縮の圧力と、それに辛うじて対抗して政府支出を増やしても政府支出が政府消費や投資にならず、国民の消費や投資にもなっていません。本来は財政支出や減税で景気を高め供給力を上げることをしなければいけません。他の先進国はちゃんとできてます。日本だけが出来ておらず国民負担率が異常に高くなってます。

政治が変わらなければいけませんが、全くできてません。

アベノミクスは良くやりましたが、二度の増税でそれを台無しにしました。積極財政はもう少しやったほうが良かったでしょう。しかし、財務省の財政均衡第一主義に引っ張られ思うようにはできませんでした。