ピタゴラスの経済学では、当たり前の論理を積み上げて経済の説明をしていきたいと思います。以下のような当たり前のことを積み上げて経済の森羅万象を説明したいと思います。非常に簡易に書くように努力してます。ピタゴラスの経済学の意味は、誰もが当然と証明され分かり易い定理の代表としてピタゴラスの定理を例とし、そのような定理を積み上げ、相関させることにより経済現象を説明しようという意図を表してます。

①はインフレに関する基本的なこと、➁~⑦はお金があるから始まり→で次の行動の選択肢が分かれ、行動しだいで結果が違ってきます。

⑧~⑩はお金がないから始まり、→で次の行動の選択肢が分かれ、行動しだいで結果が違ってきます。

⑪⑫は行動によってインフレ要因になったりデフレ要因になったりします。

⑬~⑮は主に国の借金についての基本的な説明です。

他にも様々なケースはありますが、まずは①~⑮を読んでいただき、経済について考えていきたいと思います。

国全体としてあるいは世界全体としては、どれか一つの行動をとるわけではなく、国、国民、企業などがいくつものそれぞれの行動をした結果の総体として経済活動が成り立っています。


①インフレが起こるのは、お金が余ってるかどうかよりも、消費が過熱するか、物やサービスが不足しているかどうかにかかっている。

②お金がある→働かない→物やサービスが不足する。

③お金がある→輸入に頼る→国が衰退する。破綻する。

④お金がある→消費が過熱する→インフレになる→お金の価値が低くなる→お金がなくなる→働いて稼ぐ。

⑤お金がある→他国に投資をする→他の人が働く→利潤を得る→技術がなくなる。優位性がなくなる。→輸入に頼る。→国が衰退する。

⑥お金がある→雇用増に投資する→貧困が減り国が豊かになる。

⑦お金がある→科学、技術や生産性向上に投資する→国が栄える。

⑧お金がない→物を買わない→不景気になる。

⑨お金がない→国が強くなるための投資をしない→技術や優位性がなくなる→国が衰退する。

⑩お金がないけど欲しいものがたくさんある→お金を借りてたくさん買う→インフレになる。

⑪戦争をして生産設備を壊す→物が不足する→インフレ要因になる。

⑫労働力を投入し生産を増やす。業務を効率化したり、技術革新をし生産性を上げる→供給が増えデフレ要因となる。

⑬誰かの借金は、誰かの債券。貸借(貸し借り)の総和は常にゼロ。国の借金は民間のお金(富)総和はプラスマイナスゼロ。

⑭国の借金を返さなくてもその事自体ではなんの問題もない。国の借金を返すかどうかは国が決める事。つまり国民が決める事。国が百万円借金をすれば民間が百万円増える。税金で百万円徴収すれば、国の借金が百万円減り、民間のお金が百万円減る。
⑮ただし海外に借金があれば、返さなければならない。返せない場合は、デフォルト(債務不履行)となる。国の借金が円建てであれば、円を発行し返せない事はない。ただ海外の人が日本に投資をしない場合、自国通貨に替えるので、円安となり、インフレ要因となる。