前回ブログで副作用のない画期的抗がん剤で骨や肺にまで、転移している末期の前立腺がん患者も寛解させた「P-THP」を紹介しましたが、その開発者は前田浩教授(熊本大学名誉教授・崇城大学DDS研究所特任教授)で、2011年には優れた研究者に与えられる「吉田富三賞」を受賞し、2015年のノーベル賞候補と目された素晴らしい方ですが、残念ながら2021年5月18日、肝不全のためお亡くなりになってました。
では、「P-THP」はその後どうなったのでしょうか?
鳥取県の萬憲彰(ヨロズ ケンショウ)医師のもとで引き継がれてました。
高分子抗がん剤 SMA CDDP|鳥取のよろずクリニック|鳥取県鳥取市の内科・消化器科・がん治療・免疫療法 (yorozu-cl.com)
引用
熊本大学医学部名誉教授の故前田浩先生開発のPTHP(ポリマーピラルビシン)は一時的に臨床現場に使用され末期がんの患者へ大きな治療効果を上げたことで話題となりました。
このPTHP(ポリマーピラルビシン)は文藝春秋社の奥野修司著、「副作用のない抗がん剤」の誕生という書籍に詳細に記載されています。
≫https://gendai.ismedia.jp/articles/-/50647?page=3
私は患者様からの問い合わせメールやこの書籍からPTHPを知り、その原理、効果に驚愕したとともに、「この薬剤は絶対に世の中に出さなければならない」と決意しました。
しかし、薬事法の問題や権利関係の問題が重なりPTHPはなかなか世に出せない状況だとわかり難渋しましたが、優秀な開発会社を前田浩先生へ紹介し新規開発薬であるSMA-CDDPが完成しました。
引用終わり
上記はシスプラチンの効果を最大限に発揮できるようシスプラチンをSMAと結合した高分子ミスル薬剤と記載されており、別のサイトではマイクロウェーブとシスプラチンの併用は効果が増幅されるとなってます。
007-マイクロウェーブ温熱療法 | 一般社団法人日本先制臨床医学会 (jspcm.org)