PSA数値が2021年3月に3.8に上昇(昨年9月時点で2.3)、高濃度ビタミンC点滴50gを月12回、100gを2回実施し5月の検査で3.8変わらず。5月以降は100gの高濃度ビタミンC点滴を実施。7月の検査でPSA3.01に低下しました。それ以外に主として糖質オフの食事及び遠赤外線温熱療法としていたため、どちらがより効果があったのか、あるいは相乗効果なのは不明ですが、影響があったのは間違いなさそうです。ただ、50g30回相当で40万円弱の費用がかかったため、継続は困難です。食事療法と温熱療法を続けていこうと思います。

 

2005年に米国の国立健康研究所、国立がん研究所、国立食品医薬品局の科学者たちは「高濃度のビタミンCはがん細胞を殺す」という共同論文をアメリカ科学アカデミー紀要誌に発表しました。ヒトの癌細胞の多くはビタミンC濃度が400 mg/dLに達すると死んでしまいます。
ビタミンCが高濃度になると癌細胞の周囲で微量な金属と反応を起こして過酸化水素を生成します。
正常細胞はカタラーゼという酵素が過酸化水素を中和するのでまったく影響を受けませんが、癌細胞の多くはこのカタラーゼが欠乏しているために過酸化水素を中和できずに破壊されてしまいます。

 

ただこれは、試験管なかを人間の血液と同じ状態にしビタミンC濃度が400 mg/dLにした実験ですので、様々な血液の状態が変化する人体の中で同じ現象が起きるかどうかは分かりませんし、単独でよい結果がコンスタントに得られていると明言している医療機関や研究機関は見つかりませんでした。糖質制限と組み合わせると良い結果が出ると説明している医師はいます。(西脇俊二医師。ハタイクリニック院長)