シキものがたり その9河原から引き上げられたユキは、ナツに背負われ、土手を登り、平場に敷かれたシートに寝かされた。「息はしている」ハルがユキの首筋に手を当て、脈を見る。「脈もある」どうしちゃったんだろう。ナツが誰ともなしに尋ねた。わからないな。「疲れたんだと思う」ハルがユキの頬を撫でながら、言った。「超人的だったもんな」アキが呟く。俺が見張ってるからと、ナツが言い、ハルとアキは眠りについた。iPhoneからの投稿