
「血と骨」など映画の脚本家としても活躍する劇作家・演出家の鄭義信が長編映画初メガホンをとり、自身の人気戯曲「焼肉ドラゴン」を映画化。
高度経済成長と大阪万博に沸く1970年代。
関西のとある地方都市で小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む夫婦・龍吉と英順は、静花、梨花、美花の3姉妹と長男・時生の6人暮らし。
龍吉は戦争で故郷と左腕を奪われながらも常に明るく前向きに生きており、店内は静花の幼なじみの哲男ら常連客たちでいつも賑わっていた。
強い絆で結ばれた彼らだったが、やがて時代の波が押し寄せ……。
店主夫婦を「隻眼の虎」のキム・サンホと「母なる証明」のイ・ジョンウン、3姉妹を真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、長女の幼なじみ・哲男を大泉洋がそれぞれ演じる。








楽しみにしていました。
在日韓国人を演じている役者さんたちが
とても素敵でした。
韓国へ帰っても仕事もなく言葉も話せない
日本では日本人ではないと差別を受けてしまう。
そんな悲しいことがあるにもかかわらず
明日はいいことがあると懸命に生きる父親の言葉が
素敵でした。
でも心の内にはものすごい悲しみや苦しみがあるのだと知りました。
気になったのは少々詰め込みすぎだったかな?
(はい。一言多いです)
長女を好きになった韓国人男性が最後まで面白かったです。

この2人は韓国語はもちろん、日本語も話していましたが
映画の解説によりますと(WOWOWだったので終わってから解説がありました)
日本語は意味も分からず丸暗記で話していたそうです。
そんな感じは全くありませんでした。
とても上手でした。
そしてサンホ氏はものすごく長い日本語のセリフがあったのですが
長回しだったんですね。
私も凄いなと思いながら観ていたのですが
解説で8時間もかかったと仰っていました。
分からない日本語を丸暗記して
それも関西弁で。
表情も話し方も素晴らしかったです。
お二人とも。
*画像とあらすじはお借りしました。