ここのところ
夜
ドラマ以外は読んでいました。
もう、たまりません…(;_;)
作者の上橋さんは、獣の奏者は闘蛇編と王獣編で終わっており先を書くつもりがなかったとあとがきに書いておられた。
分かる気がした。
闘蛇と王獣。
秘められた多くの謎をみずからの手で解き明かす決心をしたエリン。
拒み続けてきた真王の命に従って王獣を増やし、一大部隊を築き上げる。
過去の封印をひとつひとつ壊し、やがて闘蛇が地を覆い王獣が天に舞うとき、伝説の大災厄は再びもたらせるのか…
ここまで人の手を加えた王獣と、同じく加えられた闘蛇
この2つが戦い始めたときに悲劇が起こる…
これまで保護場で普通に暮らしてきた王獣は戦の道具にされてしまって…
リランやエク達が可哀想でたまらなかった…
上橋さんは最後までエリンを幸せに長く生きさせることを考えたそうだけど、やはりその方法は無かったんですね。
戦争は悲しみや恨みや痛みしか与えないものなのに、どうして繰り返そうとするのだろう…
この完結編の表紙の絵
王獣が朝日へ向かって飛んでいるんです。
これを読んで見ると一層胸に迫る物があります。
4巻通して
とても面白かった物語でした。
やはり
しばらくエリンロス
そして、リランロスになりそうです。