意外と明るいガン患者 | 私のシロパイ。

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2017年 職場のマンモグラフィでの乳がん検診をすり抜けてしまった私の「高濃度乳房」別名「白い乳房」
2018年1月 右胸乳癌ステージ2b、全摘、シリコンによる一次再建
1日1錠のホルモン治療中で、週6筋トレ生活送ってたが
2021年7月 右腕リンパ浮腫に

ガンになる前は、「ガン患者=いつも深刻な面持ち」と、私も思っていたかも。

 

でも実際、自分がなってみるとそうでもない。

と言うか実生活は引き続きそのままなので、

ガンであっても、普通に家事や子育てをして、過ごさねばならず

毎日、ブルーに浸っていたら家庭が回らない。 真顔

 

昔から仲の良い東京の友達とLINEをしてて、友達が

自分のお弁当を娘さんにチェックされ

その野菜の少なさに

「病気になるよっ!」と怒られたけど

関係ないよねっ⁉と。それに

 

「うん、関係ないよ。私、野菜大好きで健康的に生きてきたけどガンになったから。」と返すと

「…コメント返しづらいわ…滝汗

 

でも、全然嫌味でも、わざとでもなく、もともとあっけらかんとした性格だし、

ちょっと「毒はくキャラ」だし、W

それがガンになったからといって、いきなり暗くなったり、真面目にキャラ変したりもない。

どんなでも、私は私。 チュー

 

先日も放射線治療の順番を待っていたら

二人の私より年上の女性が楽しそうにお喋りしてて、

「あと10年生きたら、もういいな。あと10年くらい楽しめたらね。」「そうそうニコニコ」と言っていた。

 

多分、子供も、その学費の工面からも解放されて、残りの自分の人生を自分のために

使っているくらいの年齢。

つい、私は身近には「ガン友」いないので、その人生の先輩の会話に加わりたいくらいだったわ。 お願い

 

今月の終わりには東京の友人3人が来て、皆で夕方の海を眺めながらの

小田和正のコンサートに行くんだぁ~チュー

最初はさほど興味もなく、小田さん好きな友人に誘われて行きだした、このコンサートだけど

はや、何回目になるんだろう。

 

夕刻の日が沈んでいく景色は、とても綺麗で、その都度、色々な私の思い出となっている。

先回は友人とではなく、旦那と息子と息子の野球の試合後に行った。

(試合後の息子を速攻で、行きすがらの温泉で汗を流させて着替えさせて…。その次の日も試合で。W)

 

今年はいつもより更に思い出深いものとなるだろう。

誘われた時の私は、まだ抗がん剤も始まってなく、その先の放射線治療の真っ只中の時期に

行けるのか心配はあったけど、

常に「明るい未来を楽しむ私」でありたかった。

 

ガンになった私に会いに来るための口実なのか、

いつも通りに、ただ小田さんのコンサートに来るだけだったのかも、それは知らない。 W

 

でも、そんなことはどうでもいいのだ。

心地よい音楽が流れ、傍に気の置けない昔からの友達がいて、いつの間にか夕陽が落ちて、

やがて花火があがる…その時間を楽しもう。

 

そして、それが「あの2018年の私の思い出」となるはず。

ズラと帽子のW被りの夏の思い出…私はきっと忘れない…W