前回はスイスのベルンでツール・ド・フランス観戦の2回目。
いよいよ3回目はパリです。
パリ、パリ、パリ。戻って来ました。
スイスのベルンから夜行バスに乗って、下りた空は晴れ渡っていました。ツール・ド・フランス追っ掛けの3回目は興奮のゴールです。
そして、パリはairbnbで滞在しました。短い間だけどパリに住んでみる、その様子も少しお見せしましょう。
パリでツール・ド・フランスを観るのは2度目です。前回は2003年のプロローグ(初日)でした。そして今回は最終日のゴールです。選手は市内の周回コースでレースを重ね、シャンゼリゼでゴールします。
レースの前日早朝にパリ入りして、シティサイクルをレンタルして下見です。
この受付機械でクレジットカードがあれば簡単に登録できます、それも日本語表示で。お安いんですよ。
市内のあちこちにこうしたパーキングがあり、スマホのアプリで利用状況も見れてとっても便利です。ただパンク車両が多いのが難点。
こんな具合にエッフェル塔を目指して続々とサイクリストがやって来ます。このグループは英国からでした。この日のためにヨーロッパ各地からサイクリングしてやって来ます。
そして迎えたレース当日
なんだか街が浮き立っている感じがします。
飾り付けられたシャンゼリゼは時間と共に観客が増えてきました。
テレビクルーもスタンバってます。カメラをクレーンで釣って選手に迫ります。世界に同時中継される迫力満点の映像はこうやって創られてるんですね。
ドリンクを供給するバイク。選手が手を上げるとヒューっと走ってきます。このボトル、一度もらってみたいもんです。
凱旋門近くでは警官が荷物検査をしています。この日、パリでのテロが予想されてかなり厳重にやっていましたが、人が道に溢れコントールが効かなくなりそのうちいなくなりました。
前座として女子のワンデイレースが始まりました。本番と同じ周回コースを回って来ます。
本番の予行も兼ねているようで、凱旋門の大画面でも刻々とレースの進行を伝えます。
前座が終われば、凱旋門を取り巻いている様々な出店を冷かしましょう。
大人たちも真剣にレースしてます。
シャンゼリゼにもキャラバン隊がやってきました。
様々な「餅撒き」で観客を盛り上げます。
これもツール・ド・フランスの風物詩。
楽しみ方は人それぞれ。
選手はパリの西側、新凱旋門の方からやって来ます。彼女たちの背中が凱旋門でシャンゼリゼに通じます。選手は少し迂回してシャンゼリゼに入ります。
さあ、やって来ました。
と同時に、爆音が空にとどろきトリコロールの編隊が頭上を駆け抜けました。レースの始まりです。
凱旋門の周回にはいくつもの大画面が設置され、レースの模様は手に取るようにわかります。セーヌ河畔を走り、ルーブル美術館の地下道をくぐり、シャンゼリゼを走り、凱旋門でくるりと折り返す。なので観客は凱旋門に選手たちがやって来るとくるりと体を回して生のレースを楽しみます。
テレビで見ていた風景が目の前に展開する、自転車レースの最高峰を目の当たりにする幸せの時間です。
周回が重ねられ、逃げ集団もつかまり、凱旋門手前のゴールスプリントが近づいてきました。
興奮の時間は瞬く間に過ぎて、ゴールがやって来ました。チームスカイは見事なチームプレイで2016年のツール・ド・フランスを制しました。観客から拍手が起こります。
3か所に渡ってツール・ド・フランスを堪能した2016年。ツールの追っ掛けは時間と手間とお金がかかりますが、一日だけというならこのパリをおすすめします。一日中レースが楽しめて、本物の自転車文化に浸れます。
パリでの滞在はairbnb
世界一周の旅では個人宅に泊まることが多かったのですが、airbnbもそのひとつです。お安く泊まれるうえに、ホストからも様々なサービスが受けられます。
ここでのホストは、スマホのSIMカードを用意してくれました。
なのでパリ散策もモバイルで簡単です。
場所はパリの西側。ブローニューの森を抜けたあたりです。
近くのスーパーで食材を買って、キッチンで料理します。リビングでホストと歓談して、ほんとパリに住む感じ。リラックスできます。
こんな旅、いかがですか。
ではでは@三河屋幾朗