ある読者さんから、老輩の冬アヤメの写真に Noble という表現をいただきました。

 

Noble  気品が高い ということでしょう。

 

花の写真を撮っていて、いつも感心し感激するのは、その色使いの匠な事。

 

その配色のすぐれている事、デザイン性が超優秀な事 など、などです。

 

どいう進化の過程で、自分にフィットしたデザインを醸し出していくのでしょうか。

 

それも自分に立ち寄ってくれる都合の良い、また昆虫にとって好ましいデザインを

作成している訳です。 画家がカンバスで死闘を繰り返す以上の努力なしには

到達しえない賜物なのでしょう。

 

そうゆう意味でも、この冬アヤメのデザインは、

私たち ホモ・サピエンスにとっても

魅力的なものの一つだと思います。

 

正月明けに咲いた冬アヤメをご鑑賞ください。

 

 

 

白い線の等間隔で、しかも下と上の大きさの違いに合わせた引き方。

 

紫と白のど真ん中に、それも濃い色で上から下にひかれたゴールデンイェローの線。

そのどちらの線にも下地の紫が出ています。 

すべての花弁にデザインが施してなく、2枚とかに限定されています。

 

全く参りました、と言えるデザイン感覚ではありませんか。

 

きっと神様の助言なくしては、出来ないのではないのでしょう。

 

夜会服の、また訪問着のデザインとして拝借してみては。

 

今日も、散歩がてらカモさん達のいる池に行きました。

 

重いカメラとレンズは遠慮して、デジカメをポケットに入れて行きました。

 

カモさん達がお留守だと、労力が無駄になりますから。  

歳をとると、こんな些細な労力にも考えが及びます。

こういうのも老化の一面かも知れません。

 

期待していた通り、今日も三群に分かれて池に浮かんでいました。

 

夫々距離をとって布陣しています。

 

昨日載せたのが一番小さい群。4-5羽いますか。

 

下のが中群です。小群同様、頭部がエメラルドブルーのがいます。

 

 

そして一番の大群は

 

 

30羽以上はいる大部隊です。ここにはエメラルドブルーのは居ません。

別の種類なのでしょう。

胴の後ろに白い羽が2本付いています。ボディーは皆な茶色。

 

なにも別れていなくてもいいのに、と思うのですが、

ホモサピエンス同様、帰属意識があるのでしょう。

長距離を移動するのですから、リーダーに従っていないと、大変なことになってしまうからなのでしょう。

 

渡り鳥の社会構造を研究している先生もおられるのでしょうね。

お話を伺ってみたいですね。

数回このブログでも登場したことがあるカモさん達。

 

去年は11月ころまで暑かったので、カモさん達は現れませんでした。

 

所が寒くなってきた途端、近くの池に例年通りカモさん達がやってきました。

 

一時に比べるとその数は減っているようです。

 

マガモ類は遠くカムチャッカや、もっと北の方から飛来してくるそうです。

 

飛ぶ速度も速く、50-60㎞だそうです。

 

温かくなると北の方に移動するので、アットいう間にいなくなります。

 

寒いのでずぼらして90㎜【Leitz製 Rokkor)を拡大して手持ちで撮りましたので、不鮮明な画像になりました。

 

2群か3群に分かれてそれぞれ生活しています。

 

その中の一群を撮ってみました、不鮮明でした。次は三脚を据えて望遠レンズで

撮ってみましょう。

 

 

 

来年もお会いしましょうね。

 

 

 

大雪に見舞われ、日夜雪と格闘されている雪国の方々、

大変のことだろうとお見舞い申し上げます。

 

当地は連日の晴天続きで、雨も雪も全然降りません。

でした、昨日まで。昨日の朝、久しぶりに少しだけ白いものが

家の周辺を覆っていました。初雪です。

 

溶けないうちにと、カメラを抱えて庭の様子を撮っておきました。

こういうのをオボロ雪、細め雪と呼ぶのでしょうか。

 

 

 

 

大好物のモンブランでしょうか。

 

 

思った通り、日が差してアッという間に溶けてなくなりました。

 

冬枯れの花の少ない季節に、庭を少しだけ彩ってくれる花、

 

それは 寒咲きアヤメです。

 

初夏に咲くアヤメの兄弟でしょうが、五月咲きよりも優雅かもしれません。

 

10センチほどの小型の花ですが、アヤメにそっくりの花模様です。

 

一度にたくさん咲くのではなく、一輪また一輪と日にちを置いて咲いてくれるので、

長期間楽しめます。

 

来年この翁がいなくても、咲いてくれるでしょう。

 

令和七年の寒咲きアヤメさんです。 よろしく。

 

 

 

老輩典型的な下戸なのです。

付き合い程度には飲めるのですが、自分から進んで

杯を手にしようとはしません。

 

それでも、お正月の祝い酒は、杯で大変美味しくいただきます。

毎年思うことなのですが、日本酒は冷酒で頂くのが一番おいしのではないかと。

杯の表面積が大きいので、お酒の豊潤な香りが鼻に伝わってきます。

また、木の塗り物、漆器が適当な温度を保ち口触りも柔らかです。

瀬戸物での冷酒はいただけません。そんな講釈をしていると、呑み助みたいですが。

 

同僚に本当の酒好きな人がいまして、お酒と言っただけで目を細めます。

注いだお酒がテーブルにこぼれると、もったいないと言ってテーブルをなめたりし、

残りを手の平に付けて顔中に塗ったりします。

風邪を引いてお医者さんに罹ったとき、栄養失調だと診断されたそうです。

相当以前に天国に引っ越されましたが。

 

何事もほどほどにということでしょう。

 

今日は老輩の94回目の誕生日。少々多めに杯を重ねて、祝うことといたしましょう。

 

息子が持ってきたお酒で、金沢のもの。冷酒でおいしくいただきました。

 

 

令和7年の元旦にあたり、新年の御挨拶を申し上げます。

 

自己紹介記事も改めました。

 

齢94歳ともなれば、いつあの世にお引越ししてもおかしくない身。

気楽に飄々と生きていけます。

 

殆どの同輩たちは、ヘブンにお引越し済み。

 

詩人の谷川俊太郎さんは、老輩より11ヶ月の弟でしたが、

昨年末お引越しされてしまいました。

 

老輩、それ迄は、ホモサピエンスの一個体として、

このアース上に住まわせていただきます。

 

近年の温暖化の影響でしょうか、例年騒ぐヒヨドリが静かです。

クロガネモチや千両や万両の赤い実があるのに寄って来ません。

他にもっと美味しい食べ物があるのか、個体の数が減っているのか。

 

千両がミリオネヤーだと万両はさしずめビリネオヤーですかね。

 

その大金持ちのビリオネヤーの庭木に実がいっぱいぶら下がっています。

 

元はと言えば、これらの木は小鳥たちが落とした種からの産物なのです。

 

 

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

光陰矢の如し、という言葉が全くその通りと

実感している今日この頃です。

 

94歳を迎え、生きている事自体、自分ながら現実なのかと

信じがたいからです。

 

暦の最後の紙が、ただ一枚、切なさそうにぶら下がっています。

 

あと四夜でこの暦ともお別れ。

 

冷え冷えした庭に出てみました。 

 

早めに咲いてくれた寒アヤメを除いて、咲いているのがサザンカの花。

頭から落ちてしまうツバキの花もいただけませんが、このサザンカの花も

咲いているときは美しいのですが、過ぎると花びらは変色して見栄えがよろしく

ありません。 咲いている時は誠に優雅です、

 

 

一月ほど前に剪定されてしまった雪柳の葉が、色づいて趣があります。

 

 

玄関脇に陣取っているモッコクも、剪定後小さい新葉が出てきて

真っ赤に紅葉して、これまた見事です。

 

 

後四日、お正月が参ります。

 

皆様お元気で良き新年をお迎えください。

 

 

 

適当な言葉が見出せません。

 

要は、12月半ばでやっと公園のモミジが紅葉した、ということ。

 

地球温暖化がここまで顕在化して来ると、

 

今年だけの例外扱いが例外でないことになるかも知れません。

 

それにしても見事に色着きました。

 

 

カモたちも朝晩の冷え込みに合わせて池に戻ってきました。 

 

暦通りに事が運ばないのを苦にするホモサピエンスと違って、

 

季節に合わせることを天性として持っているのでしょう。

 

 

暦は12月、山野はやっと秋の気配。

 

今年は紅葉はしないだろうと、半ばあきらめていた楓。

 

なんとか発色をしてきました。

 

穏やかな秋の日が続きます。

 

2024年12月の秋を改めてを探してみました。

 

 

 

 

 

 

暦は12月、山野は秋。

 

ある晴れた日のスケッチです。