北野武監督作品の首見てきました!ビートたけしこと北野武監督が戦国モノを撮るとどんな作品なのか、封切り前からきになってました。結論からいうと内容もタイミングも絶妙で満足でした。個人的に首のポイントを3つほどあげてみます。
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R-15指定作品の2つの理由
首はR-15の指定作品です。【R-15指定作品】とはわかりやすくいうと、「R」はRestricted(観賞制限)の意味。15歳未満の方の入場・鑑賞が禁止の作品です。その理由は年齢的に刺激が強く、15歳未満の方が鑑賞するのは不向きの映画と考えられているからです。
ここでピン!と来るのが、北野武とR-15の関係性。北野武監督の作品をいくつか見た方は分かると思いますが、バイオレンス(暴力)がたくさん出ます。ましてや今回は戦国時代がテーマです。だから『合戦での殺戮シーンなどたくさんあるからR-15指定作品になったんだろ?』と普通は考える。
確かにその通りなのですが、私が思うにもうひとつの理由があるのです。これはね、確かに15歳未満(以上でもか?)にはキツイ表現だろ…と、R-15指定作品に賛成!
この説ありそうな本能寺
静岡大学名誉教授・小和田哲男氏によれば、本能寺の変の説は大小合わせて50近くあるそうです。確かに本能寺の変は日本史でも興味が高いミステリー。いろんな歴史研究者がいろんな説を説いてます。そんな中、今回の【首】では、『この説は確かにあるかもね』という説を採用。本能寺の変の新説という訳ではないですが、それぞれの思惑が面白かったです。
ビートたけしならではの笑い
シリアスでグロさ抜群の作品・首ですが、監督が北野武ことビートたけし。笑いのエッセンスも取り入れています。私的には、人の死をも笑いにするというセンス自体が面白かった。例えば現代でも葬式、告別式は悲しい空気が流れていますが、そんな時につい笑ってしまうアクシデントってないですか?映画の中にもありましたよ。笑っていけない時につい笑ってしまうシーンがね。
どうする家康の年だからこそ見る価値とは
北野武監督作品・首が封切りになったのは令和五年(2023)です。ちょうどNHK大河ドラマでどうする家康という作品を約1年かけて放送した年。だからこそ大河ドラマでは絶対に表現できない戦国時代を楽しむことができたと思います。これは良くも悪くも。
その他よかったとこ
- まさに首に始まり首に終わる
- 当然、信長は尾張弁だったと思う
- 信長の首を取った意外な人物
- 徳川家康役の小林薫さんの狸っぷりが素晴らしい
- 秀吉もサルというより狸かも
- 一番最後は笑うシーンです
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愛知県の城址や戦国史跡を現地集合解散で巡る城の会・【愛知ウォーキング城巡りクラブ(AWC)】。活動は夏季を除く毎月第一土曜、もしくは日曜日。城好き、戦国好きの集まりですが知識の多い少ないは関係なし!好きならそれでOKです。入会費や年会費などもないので、あなたも気軽に遊びに来てみませんか?