日本100名城のひとつで国宝天守&世界遺産の姫路城はいろんな時代の石垣がありますが、その中でもチェックしておきたい古い石垣があります。それが黒田官兵衛が普請したとも考えられる天正年間(1573~93)の石垣です。
🖕それがこの石垣。場所は上山里(かみやまざと:お菊井戸がある曲輪)下段。
現地看板には天正八年(1580)羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)の姫路城改築の時に積まれた石垣と推定されています。当時、黒田官兵衛は秀吉に従い姫路城を明け渡していたので、この普請(ふしん:工事のこと)に携わっていたのかもしれません。そこで勘兵衛普請の石垣といわれているのです。
石垣は野面積み(のづらづみ)という、自然石をほとんど加工せず、パズルみたいに組み合わせて積む古い工法です。よく見てみると墓石みたいな転用石もありますね。
私の感想は一部現在の補修もしてありますが、400年以上前の天正年間(1573~93)の石垣が多く残っているのはスゴいと思いました。石垣好きの方には特にオススメの姫路城に残る黒田官兵衛普請の石垣です。
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